移植作業はほぼボルトオン

エイムゲインが最速検証


AIMGAIN/エイムゲイン


AIMGAIN_ALPHARD_LM化_フロント




7月某日、編集部に届いた1本の電話から今回のプロジェクトがスタートした。


「レクサスLMの純正パーツが入手できるかもしれません。


アルファードのLM化にチャレンジしますので、一緒に検証しませんか?」。


電話の主は、広島県のカスタマイズメーカー、エイムゲインの伊藤さん。


二つ返事でOKを出したものの、締め切りギリギリまで不透明だった純正パーツの入荷日。


車両そのものが国内で販売されていないため、レクサスディーラーで純正部品を入手することは基本できない。


エイムゲインでは、独自のルートでなんとか入手にこぎつけたが、なかなかスムーズに進まなかったのも事実。


ヤキモキしながら連絡を待ち、当初予定していた取材日から待つこと1週間、遂に吉報が届いた。


スケジュール的にはギリギリ、伊藤さんには検証作業を進めてもらい、すぐさま広島へ向かうため新幹線に飛び乗った。


エイムゲインに到着すると、ピットで出迎えてくれたのは紛れもなくレクサスLM。


しかもエアサスによってローダウンされ、足元には存在感を主張するホイールとブレーキキットが装備されている。


つまり、アルファードのレクサスLM化に成功したのだ。


レクサスLMの発表当初、基本的なプラットフォームはアルファードと言われていた通り、すべてのパーツがボルトオンで取り付け可能だった。


「レンズ形状は異なりますが、バンパーやボンネットなどのサイドパーツを一緒に交換すれば問題ありません。


固定するネジ位置なども同じ場所なので、新たにネジ穴を設けるといった必要もなかったですね。


作業にほぼ丸一日かかりましたが、思ったよりもスムーズにできました」と、涼しい顔で話してくれた伊藤さん。


もし街中で見かけたら、誰もがレクサスLMだと信じるはず。


それほど違和感なく、完成度の高い仕上がり。


アルファードのLM化、完遂である。


AIMGAIN_ALPHARD_LM化_リア

Before

ALPHARD




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class="alignnone size-full wp-image-151614"/>AIMGAIN_ALPHARD_正面



After

LEXUS LM




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class="alignnone size-full wp-image-151617"/>AIMGAIN_ALPHARD_LM化_正面



レクサスLMの純正パーツを

ついに入手しました!


LM 化成功後、SNSで写真をUPすると問い合わせが殺到。当然、自分もやりたいという問い合わせ。「現状、純正パーツの入手が非常に困難。大変申し訳ありませんが、移植作業の依頼は受け付けていません」。残念。


AIMGAIN_伊藤博志さん

LM化に必要となる

純正パーツはコレだ!


ヘッドライト&テールランプはもちろんのこと、フロントバンパーやボンネットなども必要となる。リアまわりの移植には、レンズとの接地面となるコーナーダクトも必要だ。


レクサスLM_純正パーツ

<レクサスLM純正パーツ一覧>


■ヘッドライト

■フロントバンパー(グリル一体式)

■ボンネット

■フェンダーライナー

■サイドステップ

■ワイパー

■メッキガーニッシュ

■テールランプ

■リアガーニッシュ

■リアバンパー

■リアコーナーパネル

ほか


移植のキモとなるレンズ形状に注目!


ヘッドライト


ヘッドライトだけで比較してみると、形状はかなり異なるように見える。しかし、レンズ下のステーやフェンダーへ差し込む側面部分は同一となっている。


ヘッドライト_上_アルファード純正/下_レクサスLM純正

テールランプ


ヘッドライト以上に部品構成が異なって見えるテールランプ。大きな違いは、左右のレンズが繋がっているゲート部分。本当に装着できるのか!


テールランプ_上_アルファード純正/下_レクサスLM純正


レクサスLM純正パーツの移植を徹底検証!


FRONT

固定用クリップが多く

脱着作業がかなり難解


アルファードに比べ全長が長いレクサスLM。実際ボンネットが長く、フロントバンパーの位置も若干前方向へ伸びている。それでも各パーツを固定するステーやネジ穴を共有できるので、取り付けに問題はなし。ただしアルファードの純正グリルを固定しているピンの数が膨大。ひとつずつ外す作業がもっともきつかったとのこと。


レクサスLM_ヘッドライト装着



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class="alignnone size-full wp-image-151625"/>FRONT_移植工程_①純正パーツの脱着



SIDE

純正とのボルトオン

交換作業もスムーズ


サイドステップの交換は、プロショップのスタッフにかかればあっという間。基本的には純正との付け替えで、メッキガーニッシュ付きのレクサスLM 仕様になる。今回、時間の都合で作業しなかったが、ウインドウ下へ設置する専用のメッキガーニッシュも、ほぼ問題なく装着できそうだ。


レクサスLM_サイドステップ装着



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class="alignnone size-full wp-image-151632"/>SIDE_移植工程_①純正サイドステップ(エイムゲイン・エアロ付き)



REAR

リアゲート部の交換が

固定ビスが多く少々難


リアバンパー、コーナーパネルの交換も必要となるテールレンズの移植。もっとも厄介なのがリアゲート部分の付け替え。ゲート内側で固定されているレンズとメッキガーニッシュを取りはずし、レクサス純正パーツに付け替える。パッと見の形状は大きく異なるが、驚くほど綺麗に交換できる。今回の作業で唯一確認できなったのがライトの点灯確認。ヘッドライト、テールランプともにカプラーオンでは点灯せず、配線処理等が必要になる。


レクサスLM_テールランプ装着



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class="alignnone size-full wp-image-151635"/>REAR_移植工程_①純正リアバンパー脱着



取材協力 エイムゲイン 082-427-2334

http://www.aimgain.net


スタイルワゴン2020年8月号より



[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]



情報提供元: ドレナビ
記事名:「 とうとうレクサスLMが日本上陸!? 純正パーツ移植でアルファードのLM化に成功!【エイムゲイン発】|エアロ カスタム