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日野メルファとその兄弟車であるいすゞガーラミオは現在、全幅2.3mの中型観光・自家用バスでは唯一の選択肢である。そのメルファ/ガーラミオが、平成28年規制適合を機に、エンジンを5気筒・排気量6.4リットルから4気筒・同5.1リットルにダウンサイジング、併せてトランスミッションを2ペダル操作の6速AMT(オートメーテッド・マニュアル・トランスミッション)に変更した。
これまでのトランスミッションはMTあるいはトルコン式ATから選択できたが、今回はエンジンの小排気量化に合わせて、エンジン特性に見合った全車の自動変速化を図るとともに、市場が求めるイージードライブ化に対応するものといえる。
バスラマ No.168の誌上では新型メルファのAMTの体感レポートをお届けしている。このAMTは中型トラック用をベースにバス向けにチューニングしており、先に発売された大型観光バス・セレガのショートタイプとも基本は同じだが、セレガが7速であるのに対してメルファは6速である。
またギア比はこれまでのメルファMT車と同じで、シフトとクラッチの操作をAMTに置き換えた形である。
運転した印象を一口で言うと、ごく自然な感覚というもの。操作方法や細かな印象は誌面をご覧いただきたいが、メルファ/ガーラミオの全車AMT化により、国産バスはさらに自動変速化が進んだ。
そのほかバスラマ No.168では、近鉄バス最後の2階建て高速車の乗車会や、中国を訪れて観光車「オノエンスター」のメーカーである「揚州亜星」の工場取材をレポートしている。
(バスラマインターナショナル)