もうそろそろ本格的に寒くなるはずと思っていたら、すでに三寒四温。関東では、春が目の前にまでやってきてしまったような気候が続いています。もしかしたら、今年の桜は例年よりもかなり早く咲きだすかもしれません。春が近づいてくると、ちょっとワクワクしますが、人によっては気分がどんよりするかもしれません。

そうです、春は花粉が舞う季節でもあります。そうなると、外に出るのも億劫になりますが、せっかく暖かいのにもったいないですよね。そこで、今回は花粉に気をつけながら外で活動するときのポイントをご紹介します。

春は気温も高くて、走り出すのに最適な季節です


2人に1人が花粉に悩まされる時代

春になるとかなりの人が花粉症に悩まされていますが、東京都健康安全研究センターの発表によると、東京都内の平成28年の花粉症推定有病率は48.8%にもなり、いつの間にか2人に1人が花粉症にかかる時代になっています。

最近は若くても花粉に悩まされている人が増えていますが、それでも発症している人の多くが30代以降ですので、大人だけに絞ると、春なのにマスク無しで活発に歩き回れる人を探すほうが難しいかもしれません。

単純に花粉から体を守りたいのであれば、家で空気清浄機を稼働させてのんびりするのが1番かもしれませんが、活発に動くのが好きな人だと、休みの日に家で過ごすことが逆にストレスになりかねません。花粉に苦しめられずに運動をしたい。そういう場合はどうすればよいのでしょうか。

【参考】

東京都健康安全研究センター「花粉症一口メモ」

花粉症になると運動が必要と分かっていても引きこもりがちです


花粉に負けずに運動するときに注意すべきポイント

それでは具体的に、花粉に負けずに運動するためのポイントをご紹介します。

・山や河川敷は避ける

・表面がツルツルした服を着る

・早朝に運動する

・手洗いうがい+洗顔

まず、花粉が多い場所を避けるようにしましょう。君子危うきに近寄らずと言いますが、わざわざ危険な場所に近づくのは懸命ではありません。山も標高が高ければ安全と言われていますが、日本の山のほとんどに杉の木があります。河川敷もブタクサが多く、こちらも避けておきたいところです。

服装はできるだけ表面のツルツルしたウェアを選びましょう。最近は花粉付着防止機能付のウインドブレーカーなども売られていますので、それらを活用して花粉を近づけないようにしてください。

運動する時間は早朝がおすすめです。スギ花粉の場合には朝日を浴びて花粉が放出されるため、都市部では10時くらいから飛散量が増えます。夕方も地面花粉が舞い上がりやすく運動には適していません。まだ花粉が飛んできていない朝は運動するのにぴったりです。

また、こまめに手洗いうがいをするのはもちろんのこと、洗顔もしっかりと行いましょう。花粉は顔にも付着するので、洗顔をすることでそれを取り除いておきます。これだけで、随分とスッキリしますので、覚えておきましょう。

【参考】

久光製薬「鼻炎Q&A 1日の中で花粉のピークっていつ?」

きちんと花粉対策をすれば春でも外で運動できます


花粉飛散分布予測を使って花粉から逃げる

平日は仕事で忙しいという人は、早朝に運動するなどの工夫をしなくてはいけませんが、土日などの休日なら、思い切って花粉飛散分布予測をチェックしてより花粉が少ない場所に遠出してみる、という方法もあります。

tenki.jpの花粉飛散分布予測なら48時間後まで予測できますので、金曜日の午後にチェックして行き先を決めれば、花粉を回避できます。

実際に見てもらうと、エリアによって花粉の多さが随分と変わることがわかります。アクティブに体を動かしたいという人は、天気予報と合わせてチェックし、オフは花粉が少なくて運動しやすい場所で過ごしましょう。もちろん花粉がゼロなわけではないので、上記でご紹介したポイントも頭に入れておきましょう。

スマートフォンやパソコンで花粉飛散分布予測をチェックしよう

情報提供元: tenki.jpサプリ
記事名:「 春は体を動かそう!花粉に負けずに運動するためのポイント