今日15日現在、福岡管区気象台の標本木のソメイヨシノはつぼみが膨らみ、一部で緑色の部分が見えてきています。九州は、週末にかけて最高気温が20℃を超える所が続出し、春本番の暖かさになるでしょう。来週は九州で桜の開花の便りが届きそうです。

●15日 鹿児島市などで20℃超え

今日15日、九州は移動性高気圧に覆われて、各地とも穏やかに晴れる見込みです。
今朝は放射冷却現象が強まり、山沿いや内陸部では最低気温が0℃前後まで下がりましたが、日中は日差しと暖かい空気の流れ込みで、各地とも気温が上がるでしょう。
最高気温は佐賀市や宮崎市で20℃、鹿児島市21℃など、4月上旬から中旬並みの暖かさになる見込みです。朝と昼間の気温差が大きくなりますので、調節のしやすい服装が良さそうです。

●週末にかけて高温 来週は一時寒の戻り

明日16日も九州は移動性高気圧に覆われ晴れて、今日以上に気温が上がりそうです。暖かい南風が吹き、最高気温は20℃を超える所が続出するでしょう。高気圧の中心は次第に東へと移るため、夜は雲が増え、天気は下り坂となります。
そして、17日(日)を中心に九州は前線の通過で一時雨が降る見込みです。雨を境に、来週はやや気温が下がり、20日(水)・春分の日を中心に寒の戻りとなるでしょう。

この先も季節が行ったり来たりとなりますので、寒暖の変化にお気をつけ下さい。

●来週にも桜開花

週末にかけて春本番の暖かさとなり、桜のつぼみが一気に膨らんできそうです。また、日曜日の雨は桜の開花を促す雨になりそうです。

日本気象協会発表の第4回の桜の開花予想では、福岡市と熊本市は3月20日、佐賀市と宮崎市は3月21日、大分市と長崎市は3月22日と、いずれも平年より2日前後早い見込みです。鹿児島市は3月28日で、平年より2日遅くなるでしょう。
来週は九州で桜の開花の便りが届きそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士