明日(9日)の北海道上空には、この時期としては非常に暖かい空気が流れ込み、日中はかなり暖かくなって最高気温は10℃以上という所が多くなりそうです。しかし、明後日(10日)には上空に強い寒気が流れ込む影響で、真冬日となる所もある見込みです。明日と明後日の最高気温の差が15℃くらいになるような所もありそうです。

●明日(9日)は前線が北海道付近を通過し、広く雨に

今日(8日)の北海道付近は、冬型の気圧配置が次第に緩むでしょう。上空の寒気も抜け、今夜には高気圧の張り出しの中となりそうです。そのため、夜にかけては割合晴れてくる所が多くなるでしょう。
しかし、明日(9日)は、夜にかけてサハリン方面に進む低気圧からのびる前線が北海道付近を通過し、再び天気は崩れそうです。夕方にかけては全道的に雨となる時間があり、道北や道南方面などでは、沿岸を中心に一時的に降り方が強まり、ややまとまった量の雨となる恐れがあります。落雷や突風など、天気の急変に注意して下さい。

●明後日(10日)は強い冬型で、日本海側で雪

前線通過後の北海道付近は、冬型の気圧配置に変わって上空には強い寒気が流れ込むでしょう。そのため、日本海側を中心に雪が降る見込みです。気圧の傾きが大きくなるため、西寄りの風が強く吹き、沿岸を中心にふぶく恐れがあります。吹雪や吹き溜まりによる交通障害などに注意が必要です。
オホーツク海側や太平洋側東部などでは割合晴れるでしょう。

●週末は気温変化大きい

明日は上空に暖気が入る影響で、最高気温は札幌や函館で14℃、室蘭13℃、釧路は12℃など、この時期としては非常に気温が高くなる見込みです。平年より10℃ほど高い所もあり、場所によっては12月の最高気温の記録となる可能性もあります。

しかし、明後日は冬型の気圧配置に変わって上空に寒気が流れ込む影響で、気温は上がりにくくなり、最高気温は釧路で3℃、網走で2℃、室蘭や函館で1℃、札幌0℃の見込みです。道北などでは、日中でも氷点下の真冬日となる所もありそうです。土曜日との気温差が大きくなるため、体調管理に注意が必要となるでしょう。

また、土曜日は気温が高くなって雨が降り、日曜日は気温は低く経過する影響で路面は積雪状態となったり、凍結する可能性があるため、路面状況の変化に注意が必要となりそうです。特に、橋や歩道橋の上、トンネルの出入口、交差点・カーブなどは凍結しやすくなるため、車を運転の際はスピードを出し過ぎず、十分な車間距離を取るなどして、安全運転を心がけてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士