中国地方は、あす16日夜は次第に雨が降り出し、17日から18日にかけて断続的に雨や雪が降り、山陰は大荒れの天気でしょう。山地など標高の高い所で雪が積もり、山陽の内陸部でも西部を中心に雪の降る所がある見込みです。師走並みの寒さとなるため、防寒を万全にしてください。また、車で峠越えなどされる際は、車の冬装備を万全にしておく必要があります。

●あす16日夜は寒冷前線通過に伴い 西から雨に

あす16日は天気は下り坂に向かう見込みです。
午前中は晴れる所がありますが、午後は全般に雲が広がりやすくなるでしょう。夜は寒冷前線が近づくため、西から雨が降り出す見込みです。
17日の朝にかけて、広く雨が降るでしょう。雷を伴い強く降る所がある見込みです。

●17日昼前から18日 寒気の流れ込みが強まる 山陰は大荒れの天気に

17日の昼前には寒冷前線が東へ離れ、西から寒気が流れ込む見込みです。18日の朝にかけて、中国地方の上空1500m付近にマイナス6℃(真冬並み)の寒気が流れ込む見込みです。
このため、17日の日中は山陰や山陽の西部を中心に断続的に雨が降り、夜は山地など標高の多い所では雪になるでしょう。山陰では暴風により大荒れとなる恐れがあります。また、夜遅くから山陽西部の内陸部でも強い西寄りの風により、雪の降る所がある見込みです。

また、日中の最高気温は、山陰や山陽北部で10℃を少し超えるくらいとなり、冷たい風も強まるため、一層寒く感じられるでしょう。
朝の冷え込みはないので油断しがちですが、日中はほとんど気温が上がらず寒くなるため、暖かくしてお出かけください。

●18日朝は標高の高い山地で雪が積もる 師走並みの寒さ その後は?

18日朝は、中国山地の標高の高い所で雪が積もるでしょう。山陽西部の内陸部でも、うっすらと雪が積もる恐れがあります。
峠越えなど予定されている方は、車の冬装備を万全にしておいてください。
日中の最高気温は山陰や山陽北部で10℃に届かない所もあるなど、一段と厳しい寒さとなる見込みです。

一方、寒気の流れ込みは一時的で、19日には天気が回復し、晴れる所が多いでしょう。昼間は日差しのぬくもりが感じられる見込みです。ただ、朝晩の冷え込みは厳しいでしょう。
その後、来週中ごろにかけて概ね晴れの天気が続く見込みです。
日中の最高気温は20℃前後となり、過ごしやすいでしょう。ただ、朝晩と昼間の気温差が大きくなるため、服装でうまく調節するなど、体調管理にお気をつけください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士