北海道付近は、先週の火曜日頃から全般に曇りや雨の降るぐずついた天気となっています。夏の日差しが届かないあいにくの天気となっています。今後夏の日差しが戻ってくるのはいつ頃になるのでしょう。

●夏の日差しは少なく 寝苦しさを感じる夜も

気象衛星ひまわりによる雲画像を見ると、本州方面は雲のない晴れの区域が大きく広がっており、猛暑となっています。

しかし北海道付近は、ここ数日、梅雨前線に伴う雲が朝鮮半島付近から日本海を経て北海道を含む北日本にかけて連なり、雲の通り道となっています。本州方面の高気圧とオホーツク海から張り出す高気圧の勢力が拮抗していて、前線がなかなか動かないことも原因の一つと考えられます。

この影響で北海道では曇りや雨の降る日が多く、夏の強い日ざしが少ないわりに湿度が高く蒸し暑い日が続いています。雲に覆われているため夜も気温は下がりにくく、寝苦しさを感じやすくなっています。この状況は今後も続くのでしょうか。

●週末にかけては夏らしい日が戻ってきそう

今週は少し天気図上にも動きがありそうです。

明日以降、オホーツク海の高気圧が次第に勢力を強め、北海道に張り出し梅雨前線は北海道から離れるでしょう。その後週末には高気圧は千島方面に中心を移し、東から北海道を覆うようになるでしょう。

このため火曜日からの一週間は、これまでの曇りベースから次第に晴れベースへと天気は変わります。夏の強い日ざしが降り注ぐようになるため日中は気温がぐんぐん上がり、札幌や旭川、帯広など内陸では最高気温が30℃前後まで上がる日が現れるでしょう。

週末は全般に晴れて、各地とも行楽日和となりそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士