北海道の向こう1か月の天気は、2月上旬にかけて寒気の影響を受けやすいため、平均気温は平年より低く、日本海側の降雪量は平年並みか多いでしょう。

●1週目:1月28日~2月3日

31日(火)にかけて、日本海側では雪の降る日が多く、北部を中心にたびたび活発な雪雲が流れ込むため、局地的な大雪となりやすいでしょう。雪が収まったタイミングで、買い物などの外出を済ませたり、雪かきを少しずつ進めるとよさそうです。一方、太平洋側とオホーツク海側は天気の大きな崩れはなく、晴れる所が多い見込みです。2月1日(水)は前線を伴った低気圧が通過し、2日(木)は強い冬型の気圧配置となるため、全道的に雪が降り、日本海側を中心にふぶく所が多くなりそうです。最高気温は30日まで平年より4℃前後低いですが、31日以降はほぼ平年並みとなる見込みです。

●2週目:2月4日~2月10日

日本海側では、平年と同様に曇りや雪の降る日が多いでしょう。オホーツク海側と太平洋側は、平年と同じように冬晴れとなる日が多い見込みです。気温は平年並みか低いでしょう。一年の中でも最も平均気温が低くなる時期ですので、たびたび厳しい寒さとなる日がありそうです。引き続き、雪の日の停電や日中でも発生する水道凍結など、雪や寒さに対する備えが必要となります。

●3週目:2月11日~2月24日

日本海側では、平年と同様に雪の降りやすい天気となるでしょう。太平洋側とオホーツク海側は、晴れる日が多い見込みです。気温はほぼ平年並みとなるため、厳しい寒さが緩む日が幾分増えてきそうです。

●2023年 桜開花予想

厳しい寒さとなっている北海道ですが、一足先に春の話題をお届けします。2023年・桜開花予想を発表しました。開花予想日は、札幌が4月29日(平年より2日早く、昨年より6日遅い)、釧路は5月12日(平年より4日早く、昨年より4日遅い)、室蘭は5月1日(平年より3日早く、昨年より6日遅い)、函館は4月27日(平年より1日早く、昨年より6日遅い)見込みです。3か月予報によると、3月から4月の気温は平年並みか高く、春の訪れが早くなりそうです。まずは、冬後半の厳しい寒さと雪を、一緒に乗り切りましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士