今日(26日)は、日本海側や太平洋側西部で午前から雨が降り、午後にはオホーツク海側や太平洋側東部でも雨が降る見込みです。この後も雨や風が強まる所がありそうです。なお、夜から明日(27日)にかけては寒気が強まるため、日本海側では雪の降る所があり、やや強い風を伴ってふぶく恐れもあります。

●一時的に雨風強まった所も 午後は道東方面でも雨に

今日(26日)の北海道付近は、サハリン方面を発達しながら進む低気圧から延びる寒冷前線が通過しています。前線の東側では南寄りの風が強く、暖かく湿った空気が流れ込んでいます。

宗谷地方の礼文では明け方に1時間に13.5ミリ、胆振地方の伊達市大滝では昼前に1時間に14.0ミリなど、やや強い雨となった所がありました。暖かい空気の影響で気温も上がり、紋別地方の湧別では午後1時までの最高気温が18.1度と、11月下旬以降にここまで気温が上がるのは、道内では1999年に十勝地方の大樹で観測して以来となります。

午後は道東方面でも一時的に雨の降る所がありそうです。太平洋側の沿岸では南寄りの風が強く吹き、横殴りの雨となる恐れもあります。傘は差しにくいでしょう。

●前線通過後は12月上旬並みの寒気が流れ込む

寒冷前線の西側には寒気があり、北海道付近には今夜にはこの寒気が流れ込みます。日本海側では、早い所では今夜には雨が雪に変わったり、雪交じりの雨となる所があるでしょう。いったん雨がやんでも、再び雨や雪の降り出す所もありそうです。

明日(27日)の気温は朝からあまり上がらず、日中の最高気温は全般に今日より大幅に低くなるでしょう。日本海側では日中でも雪や雨が降りやすく、沿岸を中心に風も強まって、ふぶくこともありそうです。吹雪で見通しの悪くなる恐れがあるため、車の運転の際は注意が必要です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士