今夜は、日本の広い範囲で「きぼう」のある国際宇宙ステーション(ISS)を見られる可能性があります。何時頃、どの方向を見れば良いのか、各地の天気もまとめました。

●今夜 「きぼう」を見られる所は?

今夜は、「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS)を見られるチャンスがあります。

国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」とは、その中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、1周およそ90分というスピードで、地球の周りを回っていて、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。

14日土曜の夜は、「きぼう」が日本の上空を通るチャンスが何度もありますが、特に、20時過ぎは、全国で見られるチャンスがあるのです。

各地の最大仰角(一番高いところ)の時刻は、20時6分頃から11分頃にかけてです。実際には、この2~3分前から見え始める所が多くなっています。全国的に、観測の目安が「丸」や「二重丸」となっていますので、空を眺めてみてください。

●気になる天気は?

気になる天気です。

14日土曜の夜は、沖縄では梅雨空ですが、九州~東海では、広く晴れるでしょう。スッキリした夜空に「きぼう」が見られる可能性が高くなりそうです。関東から北海道は雲が多く、所々で雨が降りますが、太平洋側では晴れる所もあるでしょう。

ただ、晴れる所では、朝よりも夜の方が、気温が下がるでしょう。20時頃は、薄着だとヒンヤリと感じられそうです。空を眺める際は、一枚羽織って、体を冷やさないよう、ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士