本日(5日)、札幌では午後4時に積雪が0になりました。
札幌の根雪(長期積雪)終日の平年日は4月2日で、今年はこのまま平年より少し遅い根雪終日となるかもしれません。

●今シーズンの雪は災害級といわれた札幌

今シーズンの札幌では大雪に見舞われる日がたびたびあり、交通や市民生活に大きな影響を及ぼしました。2021年の12月17日には1日で50センチの雪が降り、1953年からの観測史上8番目に多い日降雪量となりました。また、札幌でシーズンを通して最も多い積雪は、2022年2月6日に133センチまで達し、8シーズンぶりに積雪が1メートルを超えました。
そんな札幌も、3月に入ると気温が平年並みか高めだったおかげもあって順調に雪解けが進み、4月1日の時点では26センチの積雪がありましたが、4月5日午後4時にはついに0となりました。
札幌の根雪終日の平年日は4月2日ですので、今シーズンは平年よりも雪解けが遅くなりました。ちなみに、雪が少ないといわれた昨シーズンの札幌の根雪終日は3月23日でした。

●今後の天気や気温の経過は?

この先一週間の道内は、雲の広がる日が多くなりますが、週末にかけての天気は崩れたとしても小さいでしょう。週明けは低気圧の影響で雨の降る所があり、一時的に降り方が強まることもありそうです。しかし、この先しばらくは上空に強い寒気が流れ込むことはなく、札幌で雪の降る日はない見込みです。
気温はいったん平年並みになりますが、週末からは再び平年並みか高めの日が多くなり、15度前後まで上がる日もあるでしょう。
また、先日発表された最新の1か月予報では、4月の北海道は気温が平年より高めに経過する予想となっています。まだ雪の残っている山間部などの地域でも、雪解けが加速するでしょう。北海道でも季節は順調に本格的な春へと向かい、今月の下旬にはいよいよ桜の便りも届きそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士