関東地方は来週にかけて日ごとに気温が上がり、今年初めての20℃超えに。スギ花粉の飛散がピークを迎えそう。

●来週初めにかけて 日ごとに暖かく

この先の関東地方は短い周期で天気が変わり、一気に春本番の陽気となりそうです。
12日(土)までは晴れて、日ごとに気温が上がるでしょう。最高気温は、あす10日(木)は13℃~15℃くらいで平年並みの予想です。その後、11日(金)と12日(土)は18℃くらいの所が多いでしょう。13日(日)は雲が広がりやすいものの、最高気温は20℃くらい。4月中旬から下旬並みの暖かさになるでしょう。関東は、きょう9日(水)現在、今年になって最高気温が20℃を超えた所はまだありません(小笠原諸島、南鳥島除く)。最高気温20℃に届けば、今年初めてのことになります。
広い範囲で雨が降るのは、14日(月)。低気圧に向かって暖かい空気が流れ込むため、15日(火)も気温の高い状態が続くでしょう。朝晩の冷え込みもなく、最低気温が15℃前後の予想です。最高気温は22℃くらいまで上がり、昼間はシャツ一枚で過ごせる暖かさでしょう。

●花粉が多く飛ぶ時間帯は?

関東は気温の上昇とともに、スギ花粉の飛散もピークとなりそうです。花粉の飛散量は、あす10日(木)は「多い」、11日(金)~14日(月)は「非常に多い」となっています。
花粉が多く飛ぶ時間帯は、一般的には「昼前後」と「日没後」に多くなるといわれています。
これは早朝、日の出とともに雄花が開き、放出された花粉が風に乗って都市部にやってくるタイミングが「正午ごろ」であること、そして日中、上空高くまで舞い上がった花粉は日没のタイミングで地表付近まで降りてくるためと考えられています。
これまでよりも、花粉による症状が強く出ることも考えられます。花粉を取り込まないよう、しっかり対策をしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士