向こう一週間の中国地方は、寒暖の差が大きくなるでしょう。
週末にかけては西日本の上空に寒気が流れ込むため、日差しのある日でも気温は上がりにくく、この時季らしい寒さが続く見込みです。
しかし、6日(月)から7日(火)にかけて気圧の谷が通過したあとは、南から暖かな空気が流れ込むため、朝の冷え込みは弱まり、日中は師走にしては暖かくなるでしょう。

●3日(金) 山陰と山口県を中心に冷たい雨

3日の午前中に日本海を寒冷前線が通過したあと、中国地方の上空には次第に寒気が流れ込む見込みです。
山陰と山口県では雲が多く、雨の降ることがあるでしょう。大気の状態が不安定になり、局地的には雷を伴うおそれがあります。山間部など、標高の高い所では雪の交じる可能性があります。
一方、山陽は晴れ間が広がりますが、やや天気は変わりやすい見込みです。
朝は内陸部を中心に冷え込み、日中は師走らしい寒さになるでしょう。

●4日(土) 一時的に寒気流れ込む 山沿いでは雪の降る所も

西日本付近は、一時的に冬型の気圧配置に変わるでしょう。
山陰の上空1500m付近には、平野部で雪の降る目安となる-6℃前後の寒気が流れ込む見込みです。
山陽は日差しの途切れる時間もありますが、おおむね晴れるでしょう。
山陰は灰色の雲が垂れ込め、鳥取県を中心にしぐれる見込みです。山沿いでは、雪の降る所もあるでしょう。
日中の気温は12℃前後で、日差しのある山陽でも風が冷たい見込みです。

●5日(日) 山陰も天気回復 洗濯日和に

大陸の高気圧が移動性となって、本州付近に中心を移す見込みです。
山陽はおおむね晴れの天気が続き、山陰でも晴れ間が見られるでしょう。
風も収まり、穏やかな洗濯日和になる見込みです。外回りの掃除もおすすめです。
日中は日差しにぬくもりが感じられますが、朝晩は冷え込むため、気温の変化にご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士