北海道には、この秋一番の寒気が流入。7日(木)にかけて、北海道の標高の高い山は雪が降る可能性も。初冠雪の便りも間近。南ほど高温傾向続く。

●北は寒気流入 大雪山など雪か

北海道は、きのう4日(月)前線が南下し、涼しい空気に入れ替わっています。きょう5日(火)午後4時までの最高気温は、網走地方の北見市留辺蘂(るべしべ)で11.0℃、釧路地方の阿寒湖畔で11.1℃、札幌で17.1℃など、北海道内ではこの秋一番低い気温の所がほとんどです。
あす6日(水)をピークに、北海道にはこの時期としては冷たい空気が流れ込むでしょう。平年より5度ほど低く、上空1500メートル付近で0℃以下という寒気が、北海道まで南下する予想です。上空1500メートル付近で0℃以下というのは、標高の高い山で降れば「雪」になる目安の気温。ふもとから山頂付近の雪が確認できれば、初冠雪となります。
平年の初冠雪は、旭岳9月25日、利尻山10月3日、斜里岳10月14日です。紅葉が見ごろを迎えた北海道では、一気に季節が進むでしょう。

●南ほど高温続く

来週にかけても気温の傾向は、南ほど高く、北は低い「南高北低」です。沖縄から東北では、暖かい空気が優勢で、上空1500メートル付近の気温は平年より高い傾向が続くでしょう。
上空の気温が高いこともあり、日が差すとグンと気温が上がります。最高気温は、沖縄では平年並みですが、30度前後と暑さが続くでしょう。九州から東北も平年より高い日が多く、西日本を中心に真夏日の所もありそうです。ただ、ひと雨1度と言われるように、雨が降るごとに、暑さは少しずつ収まっていくでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士