アメリカ海洋大気庁によると、2020年は、パンデミックによる対応で経済の減速が起こったにもかかわらず、二酸化炭素とメタンは急増したとのことです。

●2020年の二酸化炭素の増加率 過去5番目に高かった

アメリカ海洋大気庁は、人間活動によって増加する温室効果ガスの二酸化炭素とメタンのレベルが、2020年はコロナウイルスのパンデミックによる対応で経済の減速が起こったにもかかわらず、勢いの衰えないまま、上昇を続けたと発表しました。
測定値から計算された二酸化炭素の世界表面平均は、2020年には412.5ppmで、年間で2.6ppm上昇しました。世界の増加率は、アメリカ海洋大気庁の63年間の記録では、1987年、1998年、2015年、2016年が上位4位で、それらに次いで5番目に高くなりました。メタンの年間増加量も、1983年以降の記録の中で、最大になりました。

情報提供元: tenki.jp日直予報士