日本気象協会はきょう(23日)、2019年第2回「紅葉見ごろ予想」を発表しました。見ごろの時期は、全国的に平年並みか遅めとなる予想です。ぜひ、お出かけの参考にしてください。



●北日本(北海道・東北)


紅葉の見ごろは、平年並みか遅いでしょう。今後は、朝晩は冷え込む日が多くなり、北海道の内陸や東北の標高の高い山では雪の降る日がでてきますので、色づきが進みそうです。

北海道の広い範囲や東北地方の山沿いでは見ごろを迎えている所が多くなっています。山形県のもみじ公園などで11月前半、宮城県の松島や福島県の龍神峡で11月後半に見ごろを迎える見込みです。


●東日本(関東甲信・北陸・東海)


紅葉の見ごろは、平年並みか遅いでしょう。今後は内陸部や山間部を中心に朝晩は冷え込む日が増えていきますので、標高の高い所や内陸から色づきが進みそうです。

各地の紅葉の状況は、長野県の上高地や岐阜県の白川郷など標高の高い所では見ごろを迎えている所があります。11月前半には、山梨県の西沢渓谷、群馬県の伊香保温泉など、11月後半には東京都の高尾山や愛知県の香嵐渓などで見ごろを迎えるでしょう。12月になっても神奈川県の鶴岡八幡宮や静岡県の大洞院などで紅葉が楽しめそうです。


●西日本(近畿・中国・四国・九州)


紅葉の見ごろは、平年並みか遅いでしょう。今後は、内陸部や山沿いで朝晩は冷え込む日が増えていきますので、平年より遅れるものの色づきが次第に進みそうです。

早い所では鳥取県の大山や兵庫県の氷ノ山などでは既に見ごろを迎えています。大分県の深耶馬溪や兵庫県の六甲有馬ロープウェーなどで11月前半に、京都府の嵐山や宮崎県の高千穂峡などでは11月後半に見ごろとなる見込みです。京都府の清水寺や熊本県の舞鶴城公園などで12月前半に紅葉を楽しめそうです。


日本気象協会の天気予報専門メディア「tenki.jp(てんきじぇーぴー)」では、全国の紅葉名所774地点の紅葉情報を提供しています。

また、774地点のうちカエデ・モミジ類の紅葉名所687地点については色づき状況の実況に加えて「紅葉見ごろ予想」も提供しています。


情報提供元: tenki.jp日直予報士