札幌では昨日(3日)、今日(4日)と平年より気温が高くなり、先週積もった雪もすっかりなくなりました。

札幌では今日12月4日が根雪初日の平年日ですが、今日この後も雪は降らない見込みです。今年の根雪は平年より遅くなりそうです。


●2015年は11月24日から根雪に


昨年(2015年)の札幌の根雪初日は、11月24日。11月史上5番目の一日30センチの雪が降り、一気に雪景色に変わりました。翌日も16センチの雪が降り、積雪は最大で44センチを記録。そのまま平年より10日も早い根雪となったのです。

一方で、今年(2016年)は11月6日に23センチの雪が降って以来、一日10センチ以上の雪がひと月近く降っておらず、昨日の午後2時以降、積雪が0の状態が続いています。


●次の雪はいつ頃に?


明日(5日)は北海道付近を前線や低気圧を含む気圧の谷が通過し、明後日(6日)は北海道の南を別の低気圧が通過します。これらの影響で、明日の午後から次第に寒気が入り、札幌でも明日の夜から雪が降り出しそうです。

特に明後日は低気圧の接近によって降り方が強まる恐れがあり、札幌でもまとまった量の雪になるかもしれません。


●次の雪が根雪となる可能性も


昨年は11月の大雪で早めの根雪のスタートとなりましたが、過去10年で根雪初日が12月に入ってからだった年のデータを見ると、初日に降った雪の量は多くても2007年の10センチとなっています。

12月に入ってからの寒さや、その後の雪があれば、はじめの雪は少なくても根雪が始まるようです。

明後日にかけて雪が降った後も、しばらく強い寒気が居座るため、寒さが続き、時折雪も降る日もある見込みです。時期を考えても、札幌では明後日の雪がそのまま根雪になるかもしれません。この先一週間は、札幌で一つ季節が進む一週間になりそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士