札幌市の秋元克広市長は22日、市が目指す2030年冬季五輪・パラリンピック招致に関し、市民らを対象に実施する意向再調査について「仮に反対が上回れば、前に進んでいけないのではないか」と語った。任期満了に伴う来春の市長選へ向け、市内で開いた出馬記者会見で述べた。  秋元氏は「市民の意向、賛意を受けて動いてきている」と話し、これまでも意向調査の結果や市議会での議論を考慮してきたと説明。東京大会を巡る汚職・談合事件などを受け、「問題について改革案を示さなければ理解を得られないのではないかと考えた」とした。  市は30年五輪招致を巡り、機運醸成活動の当面休止を20日に発表。大会運営面の在り方を見直して方針を示した上で、意向調査については市民や北海道民だけでなく、対象を全国に広げることも視野に入れる考えを表明している。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 秋元札幌市長「反対上回れば前に進めず」=五輪招致の意向再調査