デンマークは1度は追い付きながら、フランスの圧力に屈して敗戦。ユルマン監督は「フランスは勝利に値するが、惜しい試合だった」と顔をしかめた。  ベストメンバーで臨めなかったのが痛かった。守備の要で主将のケアー、前線のスコウオルセンがけがで欠場。チュニジア戦から4人を入れ替えた布陣でゴール前を固めた。失点した後は前線に人数をかけたものの、プレスは必要最低限にとどめたため、リスクを冒さない攻めは迫力に欠けた。  今年の欧州ネーションズリーグではフランスから2勝を挙げ、自信を深めた。指揮官は「近年、われわれは誰にでも勝てることを証明してきた。選手は優勝するための素質を持っている」と強気で大会へ乗り込んだが、2試合でわずか1得点と低空飛行。D組で勝ち点1の3位にとどまり、30日のオーストラリア戦で勝てなければ敗退が決まる。  運命の最終戦に向け、ユルマン監督は「われわれにはいいストライカーがたくさんいる」と攻撃陣の奮起に期待した。 (ドーハ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、ゴールを決めるデンマークのA・クリステンセン(中央)=26日、ドーハ 〔写真説明〕後半、シュートを放つデンマークのアンデルセン(左端)=26日、ドーハ
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 デンマーク、迫力なく=ネーションズLの勢い消滅―W杯サッカー