大相撲秋場所の番付編成会議で新十両昇進が決まった金峰山が27日、オンラインで記者会見に臨み、「うれしい。早く上がりたかった」と言葉に実感を込めた。
 カザフスタン出身の関取はこれまでおらず、「初めてが一番大事」と胸を張る。得意は突き押し。191センチ、165キロの25歳は幕下優勝が懸かった名古屋場所の7番相撲では、まわしを引かれて敗れており、「勝ちにいくと硬くなる。自分の相撲を取れるように頑張りたい」と課題を口にした。
 師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)は「心のスタミナをつければ、2、3場所で幕内に上がれる」と太鼓判。「金峰山」は師匠の故郷、熊本の山の名前とあって、「恩返しできた気持ちになる」と喜んだ。 (了)
【時事通信社】
〔写真説明〕新十両昇進が決まったカザフスタン出身の金峰山=27日、東京都墨田区の木瀬部屋(日本相撲協会提供)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 金峰山「自分の相撲を」=大相撲