(画像=株式会社KeyHolder)
森田 篤(もりた あつし)
株式会社KeyHolder取締役副社長 / 株式会社UNITED PRODUCTIONS代表取締役社長
早稲田大学法学部卒業後、丸紅株式会社に入社。エンターテインメントに携わりたいという思いを捨てきれず、同年にテレビ制作会社へ転職。様々な人気番組の制作に携わり、2008年に映像制作プロダクション・FOOLENLARGE合同会社を設立。「しくじり先生 俺みたいになるな!!」「櫻井・有吉THE夜会」「マツコの知らない世界」などの人気番組や、映画、CM、MVなど幅広い映像制作事業を行う中で、2019年、当時KHグループの映像制作を担っていた株式会社KeyProduction(現:株式会社UNITED PRODUCTIONS)と合併し、代表取締役に就任、KHグループの取締役にも就任し、主に映像制作事業の指揮を執っている。
北川 謙二(きたがわ けんじ)
株式会社KeyHolder取締役副社長 / 株式会社ノース・リバー代表取締役社長
2007年、ケーアールケープロデュース株式会社入社後、AKB48の作品にカメラマンとして参加したことをきっかけに、48関連グループの映像作品等のプロデューサーとして同運営に携わる。2011年に株式会社ノース・リバーを設立し、代表取締役に就任。48関連グループの運営アシスタントプロデューサーに就任し、同年にデビューした乃木坂46のプロデュースにも携わる。2020年にノース・リバーがKHグループにグループインしたことで、同社の取締役に就任し、主に乃木坂46に係る事業に携わり、総合エンターテインメント事業の指揮を執っている。
株式会社KeyHolder
タレント及びアイドル等の芸能プロダクションの運営・管理や、イベントの企画・運営及びイベントスペースの運営・管理などを手掛ける総合エンターテインメント事業のほか、各種映像コンテンツの企画・制作や映像制作スタッフの養成及び派遣などを行う映像制作事業、タレント・アーティスト等のキャスティングやデジタル広告及びプロモーションの企画・開発、インターネット広告事業及びインターネットメディア事業などを手掛ける広告代理店事業等を展開する12社の企業を束ねるホールディング会社である。

現在までの事業変遷について

(画像=株式会社KeyHolder)

当社の成り立ちは1967年で、もともとはゲームセンターを運営するアミューズメントの会社としての歴史があります。2000年にアルゼ株式会社(現:株式会社ユニバーサルエンターテインメント)の傘下に入ることで大きな変革を迎え、2017年に持株会社体制への移行に伴い商号を株式会社KeyHolderに変更しました。その翌年には、主力事業であったアミューズメント事業を譲渡したことで、完全にアミューズメントの会社から脱却しています。アミューズメント事業からの脱却と並行する形で、ショービジネスの展開を進め、その翌年には現在当社の特別顧問である秋元康氏に新株予約権を発行しています。これが1つのキーポイントになり、アイドルグループSKE48や広告代理店事業を展開する「株式会社allfuz」の事業取得を実施しました。そのような流れの中で、2019年に「フーリンラージ合同会社」を、2020年8月に「株式会社ノース・リバー」をそれぞれ取得。森田、北川がグループに参画したことで、結果として現在全13社の総合エンタメ系企業グループとなっています。

(画像=株式会社KeyHolder)

株式会社KeyHolder 取締役副社長・森田 篤氏(以下、社名・氏名略): 2018年にKeyHolderグループからお誘いいただいたことをきっかけに、グループに参画しました。お誘いをいただいた時に、「KeyHolderグループは総合エンタメ企業で日本一になる」と標榜されており、これは私が目指していた目標と同じものでしたので、グループの一員として共に事業を成長させる事ができるのはないかと思い、2019年の4月にグループインしました。実際に、参画後に売上高は4年で7倍になり、グループイン時に思い描いていた以上のスピードで成長しており、グループインの選択は大正解だったと思っています。

株式会社KeyHolder 取締役副社長・北川 謙二氏(以下、社名・氏名略): 「株式会社ノース・リバー」がグループインしたのは2020年の8月です。当時はコロナ禍で、予定していたコンサートも軒並み中止になり、エンターテイメント業界は先行きが非常に不透明な状況で、まさに崖っぷちというかどん底にいるような状態でした。そのような状況下でのグループインでしたが、KeyHolderグループの中でも様々な意見交換をしながら、オンライン配信という形でビジネスを立ち上げていきました。コロナ禍を経て、オンライン配信という文化が根付きましたし、収益的にも大きな結果を残す事ができました。一方で、エンターテイメントにおいて、対面の熱気に勝るものはないと思っていますので、選択肢を増やすという意味でも配信と対面を併用しながら、どちらも有効活用していきたいと考えています。

御社における森田様/北川様の役割について

森田: 私は映像制作の事業にずっと取り組んでおり、この分野ではプロフィッショナルですので、KeyHolderグループにおいても、映像制作部門をしっかりと成長させていく事が役割だと考えています。KeyHolderグループは藤澤会長が筆頭株主ではありますが、戦略策定や意思決定の部分は現場の我々にかなり任せていただいていると感じます。現場への権限移譲が意思決定の速さを生み出し、KeyHolderグループの強さの1つとなっていますので、私は映像制作部門の最高責任者としてM&A含めてグループの成長を加速させられるよう努めていきます。

北川: 「株式会社ノース・リバー」は、ソニー社との共同事業である乃木坂46事業が主力事業です。それ以外にも、ミュージックビデオの制作やライブやコンサートの運営などを行っています。 今回、グループインをさせていただきましたので、既存の事業を伸ばしていくことに加えて、当社がこれまで蓄積してきた経験値や各所との関係を生かしつつ、グループでシナジーを生みながら、新しい取り組みを仕掛けていくことが私の役割だと考えています。

森田様/北川様の思い描いている御社の未来構想について

森田: KeyHolderグループとしてはエンターテイメントで日本ー、そして世界一になることを目指しています。映像制作事業においては、これまでは国内向けのコンテンツで業績を伸ばしてきており、既に国内トップクラスですので、今後は世界で戦えるコンテンツの制作に力を入れていきたいと考えています。コロナ禍において、Netflixをはじめとする配信サービスが普及したことにより、映像コンテンツはボーダレス化しました。私たちもこの潮流に遅れる事なく、まずはアジア、そして世界へ出て、グローバルで戦える強いコンテンツを作っていく、そういった未来を描いています。

北川: KeyHolderグループとしてのスケールメリットを十分に生かして、グループ内での活性化につなげていきたいです。また、中長期的な成長戦略面においては、「自社のオリジナルコンテンツの創出」が必須になってくると考えています。エンターテイメント企業として、世の中を楽しませるアウトプットをどれだけ出していけるかにこだわっていくのと同時に、コンテンツの見せ方や届け方においてはデジタルとリアルを上手く組み合わせ、多くの人に届けていきたいです。

ZUU onlineユーザーならびにその他投資家へ一言

森田: 先程も申し上げたように、KeyHolderグループには、日本、そして世界を取りにいくというロードマップがあります。今後も皆さんに楽しんでいただけるようなイベントをまだまだ仕込んでいます。ぜひ楽しみにしていただければと思いますので、今後とも応援のほどよろしくお願いします。

北川: KeyHolderグループはまだまだ成長途中です。エンターテイメントを軸とした上場企業は数少ないですが、攻めの姿勢で業界をリードしていきたいと考えています。投資家の皆様には、透明性のある情報開示を通じて信頼いただけるよう、これからも努力してまいりますので、今後ともよろしくお願いします。

氏名
森田 篤(もりた あつし) / 北川 謙二(きたがわ けんじ)
会社名
株式会社KeyHolder
役職
取締役副社長
情報提供元: NET MONEY
記事名:「 エンタメ業界で日本一になり、世界へーー株式会社KeyHolderが描くエンタメ業界の新たな未来とは