敦賀の伝統文化を象徴する氣比神宮例大祭の山車を展示。

 北陸新幹線の敦賀開業に合わせて福井県敦賀市は、「みなとつるが山車(やま)会館」をリニューアルしました。山車巡行の様子を伝える映像を一新し、語りは敦賀市出身の俳優で敦賀観光特任大使の大和田伸也さんが担当。スクリーンは約5倍の大きさにし、迫力ある映像で山車巡行の魅力を伝えています。 

 山車会館は、毎年9月初めに行われる氣比神宮例大祭で巡行する勇壮華麗な山車を保管・展示し、その魅力を伝える施設です。
 山車巡行は、港町敦賀の繁栄を象徴してきた長い歴史のある伝統行事で、室町時代末期ごろには成立していたと考えられています。織田信長が観覧したという言い伝えもあり、この文化的価値の高い山車や装飾品を安全に収納し、「つるがの山車」の魅力と、保存継承の大切さを伝えようと整備されました。山車は巡行する6基を収納し、そのうち3基を展示しています。

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 改修は2021年度から進めてきました。リニューアルの目玉は巡行映像を流すスクリーンシアター。大きさは縦7メートル、横11メートルと、これまでの約5倍に拡大しました。映像、音響、照明も一新し、迫力が増しています。氣比神宮前に絢爛豪華な山車6基がずらりと並び、参加者が掛け声を出しながら力を合わせて山車の綱を引く様子などを、約10分の動画で紹介しています。大和田伸也さんの落ち着いたナレーションで、祭りの伝統や巡行にかける市民の熱い思いも伝えています。海外のお客さまにも楽しんでいただけるよう、英語や中国語の字幕を表示できるようになりました。

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 入口の6面のガラスには、山車の象徴的なモチーフである水引幕の絵柄をラッピング。ロビーでは6面のマルチディスプレイに山車巡行の様子を映し出し、祭りのように気分を盛り上げながら展示を楽しんでもらえるよう工夫しました。

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 2階常設展示室では、山車の武者人形が身に着ける甲冑を360度から間近で眺めることができる展示ケースを導入し、山車の歴史や魅力を伝える解説パネルも新たに制作しました。
 このほか、鎧兜や陣羽織を着て、刀や弓などの小道具を持って記念撮影できるフォトスポットなど、体験もしながら楽しく時間を過ごせるコンテンツを充実させました。 

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 北陸新幹線の敦賀開業日となった2024年3月16日には、リニューアル記念として、大和田伸也さんが1日館長を務めました。

 
みなとつるが山車会館概要
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住所   福井県敦賀市相生町7-6
開館時間 午前9時~午後5時(最終入館午後4時30分)
休館日  毎週月曜日(月曜日が祝日の場合その翌日)、祝日の翌日(土日除く)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料  【個人】300円 【団体】250円(団体は20名以上)
     ※敦賀市立博物館との共通入館 【個人】500円 【団体】400円(団体は20名以上)
     ※高校生以下、障がい者及びその介護者(障がい者1人につき1人)は無料
施設HP  https://tsuruga-yama-museum.jp/

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 福井県敦賀市「みなとつるが山車会館」一新。山車巡行映像の迫力アップ、語りに大和田伸也さん起用。