2022年6月3日
東リ株式会社

東リグループ内 「タイルカーペット完全循環型リサイクル」 の拡大 に関するお知らせ

 
 東リ株式会社(本社:兵庫県伊丹市 代表取締役社長:永嶋元博)は、2000年にスタートした「東リ エコスピリット」に基づき、自社製品のリサイクルに取り組んでまいりました。今般、使用済みタイルカーペットのリサイクルにおいて、廃材の回収から再生利用までの全工程を東リグループ内で完結する体制が整いました。今後は「タイルカーペット完全循環型リサイクル」の拡大に向けた取り組みを推進してまいります。

 東リは2000年に使用済みタイルカーペットのリサイクルを開始して以来、タイルカーペット・リサイクル技術の進化に取り組んでまいりました。2012年にはタイルカーペットにおける広域認定制度の認定を受け、カーペットメーカーとして国内で唯一、使用済みタイルカーペットを自ら回収しリサイクルしております。2021年にはカーペットの主力生産拠点である滋賀東リにて「タイルカーペットリサイクルプラント」を本格稼働させ、タイルカーペット廃材をパイル層(表面繊維層)とバッキング層(塩ビ樹脂層)に分離することなく再生利用する独自技術を確立しました。

 「タイルカーペット完全循環型リサイクル」は、オフィスのリニューアル等で排出された使用済みタイルカーペットを東リが回収し※1、東リグループ工場で産業廃棄物を出さずにすべて※2、水平リサイクルする取り組みです。また、タイルカーペット製造時に発生する工場内廃材のリサイクルにも取り組んでおり、ゼロエミッションの実現を目指しております。使用済みタイルカーペットと工場内廃材、双方のリサイクルを拡大し、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202206032107-O1-TC3XxhTp

 
■「タイルカーペット完全循環型リサイクル」の特長
タイルカーペットからタイルカーペットへ
タイルカーペット廃材は東リグループ工場でリサイクルチップに加工し、東リタイルカーペットのバッキングの一部として再生利用します。

タイルカーペット廃材利用率100% (産業廃棄物を出さない)
一般的に、タイルカーペット廃材はパイル層(表面繊維層)とバッキング層(塩ビ樹脂層)を分離し、バッキング層のみがタイルカーペットにリサイクルされます。東リはタイルカーペット廃材の全層をタイルカーペット材料としてリサイクルできるため、産業廃棄物を出しません※2。

タイルカーペット端材も水平リサイクル可能
タイルカーペットをカットした「端材」は、使用済みタイルカーペットの回収時と新規タイルカーペット施工時に発生します。一般的に端材はリサイクルされませんが、東リでは端材もタイルカーペット材料としてリサイクルすることが可能です。

タイルカーペット・リサイクルの全工程を東リグループ内で完結
東リのタイルカーペット・リサイクルは、使用済みタイルカーペットの回収※1から再生利用するまでの全工程を東リグループ内で行います。

 
※1 使用済みタイルカーペットの回収には費用がかかります。
※2 著しく汚損したタイルカーペット廃材はリサイクルできないため、産業廃棄物となります。

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 東リグループ内 「タイルカーペット完全循環型リサイクル」 の拡大 に関するお知らせ