2022年4月6日、東京 – 電気自動車(EV)メーカーであるクオンタムソリューションズ株式会社(東証スタンダード上場、以下、「クオンタム」)は、筆頭株主より4億円の資金を調達し、合弁会社の事業第一弾としてEVの生産を開始することを発表しました。



今回のEVの生産開始は当社がEVメーカーとしての地位を確立する上で重要な礎となります。当社は長い伝統を持つ日本の自動車工学の知見と、既に高い市場シェアを持つ軽自動車というジャンルを活かし、日本市場で商機を獲得していきます。



当社の合弁会社パートナーである株式会社FOMM(以下、「FOMM」)は、日本とタイの両政府より道路使用許可を得た世界最小クラスの4人乗りEV「FOMM ONE」の製造を受託しました。FOMM ONEは、水に浮くように設計された世界で唯一のEVであり、洪水などの自然災害時にも使用可能です。



Quantum FOMM Limited(以下、「QF」)の最高技術責任者の鶴巻日出夫氏は、次のように述べています。「EVの生産開始は、企業や個人向けの手頃な軽自動車を生産するリーディングカンパニーになるという当社の目標実現に向けた重要なステップとなります。また、大きな成長の可能性を秘めた当市場セグメントで、先行者利益を得ることができると期待しています。」



FOMMは、スズキ株式会社でEVを開発していた自動車技術者らが2013年に設立し、FOMM ONEをはじめとするEVモデルや、モビリティソリューションの設計・研究・開発に取り組んでおり、同社との提携は、当社にとって重要な意味を持ちます。



FOMM ONEは、軽自動車が年間自動車販売台数の3分の1以上を占めるという、日本市場のニーズに沿って開発されました。同モデルは、軽自動車のカテゴリーに含まれる数少ないEVモデルのひとつです。一般消費者だけでなく、警備や宅配便など通常業務で車を使用する組織や企業向けにも販売される予定です。化石燃料への依存の軽減のため、内燃機関車からEVへの乗り換えを支援するために手頃な価格で提供します。



日本国内の自動車市場における軽自動車の人気と、日本政府が2050年までにカーボンニュートラル実現のため、2030年代半ばまでに国内の新車販売をすべてEVにすることを目指すと公言したことを背景として、FOMM ONEが人気を集め、国内の軽EV市場のシェアの大部分を獲得できる可能性があると、鶴巻氏は述べています。



さらに、当社とFOMMは、他のOEMメーカーとの提携を通して、新たなEVモデルやモビリティソリューションを開発し、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国とラテンアメリカ地域、その他のグローバルな都市に拠点を拡大し、今後さらに高まるEV需要に対応してまいります。






クオンタムソリューションズ株式会社について (2338.T)
クオンタムソリューションズ株式会社(東証スタンダード コード番号2338)は、本社を東京都千代田区九段北に有し、資本金 :2,658百万円の主にコンテンツ開発および配信 ソフトウェア受託開発を行う企業です。



株式会社FOMMについて
FOMMは、革新的な設計技術によりモビリティの企画開発を行うR&D型のモビリティ・メーカーです。FOMMは、EV「FOMM ONE」のOEMに指定されています。同社は神奈川県に本社を置き、スズキ株式会社出身のベテランエンジニアである鶴巻日出夫氏によって、2013年に設立されました。



Quantum FOMM Limitedについて
香港に設立されたQFは、クオンタムの子会社であり、FOMMとの合併会社です。同社は、クオンタムのEV事業を行っております。




情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 クオンタムソリューションズ株式会社と株式会社FOMMが合併会社設立後初の日本市場向け電気自動車を生産開始