最後に、乳製品の摂取が痛風リスクを低下させるというエビデンスがあることに関連し、Q22「手軽にできる尿酸値対策として患者さんに乳製品をお勧めしたいと思いますか?」との質問の回答をみると、「はい」が71%を占めた。7割超の医師が、高尿酸血症患者の乳製品摂取を肯定的に捉えていることがわかる。 具体的に推奨したい乳製品の種類としては、「ヨーグルト」が1位であり、2位が「牛乳」であった。ヨーグルトは安全性が高く、副作用が少ないことのエビデンスがあり、高尿酸血症の増悪を抑止できる可能性がある*。また、手軽であるため、始めやすい尿酸値対策としては、乳製品のなかでも、医師はもっともお勧めとして挙げている。 * Hyon K. Choi, et al. N Engl Med 2004;350:1093-1103