2019年7月17日



株式会社 電 通



電通とディスカバー・ジャパン社、日本古来のコンセプトで企業や自治体の

イノベーションを支援するコンサルティングサービス

「Discover Japan Concept」を開始





電通のクリエーティブ・シンクタンク「電通Bチーム」※1は、日本各地の文化に精通するディスカバー・ジャパン社※2と協業して、日本古来のコンセプトでイノベーションを支援する発想コンサルティングサービス「Discover Japan Concept」を立ち上げました。



さまざまな領域でのイノベーションが求められる中、デザイン思考やリーンスタートアップなど、欧米発で数多くの新しい方法論が提案され、多くの企業への導入が進んでいます。

一方でビジネスの現場では、そういった方法論だけでなく、歴史や教養などといった「過去の知恵」の重要性が改めて見直され、インバウンドの拡大も背景に、日本に古来から伝わる文化・伝統に対する注目が集まりつつあります。



これまで両社は、4年前より雑誌『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』の誌面連載を通じて、日本の伝統文化や伝統工芸の中で歴史を超えて受け継がれてきたさまざまな方法論から、現代のイノベーションに寄与するものを発掘・収集し、数十のコンセプトとしてアーカイブ化してきました。2019年7月より、それらを用いて企業や自治体の発想を支援するコンサルティングサービス「Discover Japan Concept」を開始します。本サービスでは、これら日本古来のコンセプトを新規事業や商品企画の「発想の切り口」として活用することで、時代にとらわれない普遍性と日本ならではの独自性を兼ね備えたアイデア発想を支援し、日本発のイノベーションを生み出すことを目指します。



<参考画像>

・ロゴ     ・コンセプト見本帖

※添付のPDFをご参照ください。

   

一例として、陶芸では「唐津焼」に「つくり手八分、使い手二分」と呼ばれるコンセプトがあります。これは「つくり手は8割だけ完成させ、使い手のために2割余白を残しておく」というものづくりの哲学で、「オープンイノベーション」や「コクリエーション」といった言葉が普及する遥かに前から実践されてきたものです。輸入された概念ではなく、伝統工芸の現場で現在も実践されている考え方であるため、具体的かつ実用的であることが特徴です。

両社は、採集してきたコンセプトをもとに、東京藝術大学や日本経済新聞社主催のイベント(日経Discover Japanアカデミー)にて実験的なワークショップを実施し、日本古来のコンセプトが、新たな価値を創り出す「0→1のアイデア発想」や企業のイノベーションに活用できることを確認してきました。



<サービス概要>

● 概要:日本古来のコンセプトでイノベーションを支援する発想コンサルティングサービス

● コンセプト例:上記唐津焼の「つくり手八分、使い手二分」をはじめ、伝統工芸、俳句、華道、書、仏教、能楽、落語、和菓子などから数十点

● 活用例:新規事業企画、プロダクト開発、デザイン、マーケティング、コミュニティづくり、マネジメント研修などにおける「0→1のアイデア発想」

● プロセス

・ 概念選定:数十の日本古来のコンセプトから、各社の課題やテーマに沿うものを選定

・ 極意体感:伝統工芸や文化へのリサーチ・フィールドワークを実施

・ 発想掛合:リサーチの発見を踏まえ、発想のワークショップを実施

・ 融合連携:雑誌「Discover Japan」や伝統工芸とのコラボレーションやタイアップを実施



<参考ウェブサイト>

Discover Japan Conceptサービスウェブサイト:https://discoverjapan-concept.com/

事例紹介:『日本古来のコンセプトで、イノベーションを生むんだ。「Discover Japan Concept」Start!』https://dentsu-ho.com/articles/6710(ウェブ電通報)



<運営主体>

※1 電通Bチーム:

A面(本業)以外に個人的な “B面”を持った社員が集まり、“A面”の正攻法では突破できない企業や組織のさまざまな課題に対して、いままでと違うやり方=Plan Bを提案する「オルタナティブアプローチ」チーム。閉塞感を打破する21世紀的な新しいプロセスで、現在50以上のプロジェクトを支援中。

電通Bチームウェブサイト:https://bbbbb.team/



※2 ディスカバー・ジャパン社:

2008年より、ニッポンの魅力、再発見。をコンセプトとして『Discover Japan』ブランドを展開。日本のモノ・コト・場所・人を通して、上質な日本文化の魅力を提案する。行政・企業とのプロジェクトも多数。2018 年に株式会社ディスカバー・ジャパンとして独立。今秋、直営店「Discover Japan Lab」がオープン予定。

ディスカバー・ジャパン社ウェブサイト:http://discoverjapan-web.com/



【リリースに関する問い合わせ先】

 株式会社電通 広報局 広報部

山口、中島  TEL:03-6216-8041



【本サービスに関する問い合わせ先】

 Discover Japan Concept事務局 

Email:info@discoverjapan-concept.com



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 電通とディスカバー・ジャパン社、コンサルサービス「Discover Japan Concept」開始