世界耐久選手権で911RSRが2回目のポールポジション獲得



GT 予選: 世界耐久選手権(WEC)第7戦 富士/日本



小山町:ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のポルシェ911RSRは富士スピードウェイにて開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦の予選においてリヒャルト・リーツ(オーストリア)とフレデリック・マコヴィキ(フランス)のコンビが、今シーズン初めてのポールポジションを獲得しました。小雨が降り視界も限られる中、510PSを発揮するポルシェ911RSRはベストラップも獲得しています。GTドライバーズ選手権において彼らは現在2番手のポジションにいますが、ポールポジション獲得により1ポイントを追加しました。ヴァイザッハにあるポルシェモータースポーツ部門が白紙から開発した911RSRが、白熱するWECのGTE-Proクラスのトップでスタートするのは、これが今シーズンで2回目のことです。初めてポールポジションを獲得したのは、7月のニュルブルクリンクのことです。ポルシェGTチームが走らせるこちらのチームは富士山の麓にある歴史的なサーキットでは5位で予選を終えています。



GTE-Amクラスでは、ポルシェのカスタマーチームであるデンプシー・プロトン・レーシングがポルシェ若手育成プログラムの一員であるマッテオ・カイローリ(イタリア)とふたりのドイツ人チームメイト、クリスチャン・リード、マルヴィン・ディエンストとともにクラス2番手から日曜日の決勝レースに臨みます。同チームは2015年の富士6時間で優勝しています。ハリウッドスター、パトリック・デンプシーは今ではチームの共同オーナーとしてピットウォールの外側から応援する立場ですが、2015年はドライバーのひとりでした。



決勝レースは現地時間、日曜日11:00(欧州中央時間、午前4時)にスタートを切る予定です。決勝レースはwww.sport1.deにおいて10:30から17:30の間無料でライブストリーム中継されます。またFIA WECアプリ(基本使用料無料)もラップチャートとともにライブストリームを配信します。



予選終了時のコメントWECプログラムマネジャー、アレックス・シュテーリッヒ: 「この難しいコンディションの下でポールポジションを獲得したことを非常に嬉しく思います。全員が自分の仕事に集中することで完璧なチームのパフォーマンスを発揮することができました。明日のレースはウェットコンディションを予定しており、さらに難しい判断を迫られることになるでしょうが、今日のように状況に迅速に対応することで優勝を狙える位置にいます。今回のチャンスを最大限に生かすつもりです」



リヒャルト・リーツ(911RSR #91): 「ポルシェにとってシーズン2回目のポールポジションを獲得して素晴らしい気分です。正直なところ我々のマシーンは決勝のパフォーマンスの方が優れているので、この結果は期待していた以上のものです。ポールポジションによる特別ポイント1点もチャンピオンシップを戦う上で重要なものです。チーム全員のパフォーマンスにも心を揺さぶられました。この数日間の彼らのハードワークは目を瞠るものでした。現時点でいえることは、このサーキットのウェット路面で我々の911RSRは高い戦闘力を確保しているので、明日の決勝にも期待を寄せています」



フレデリック・マコヴィキ(911RSR #91):「このポールはチーム全員で獲得したものです。この数日間、正しい方向でセットアップし続けたことが報われました。今日の難しいコンディションに対してタイヤチョイスも空気圧の設定も完璧なものでした。リヒャルトも私もほとんど同じラップタイムを記録していることから、決勝への準備も万端といえるでしょう」

ミヒャエル・クリステンセン(911RSR #92): 「難しい予選でした。雨が激しくなっていくことから一周目にアタックをしましたが、1コーナーへのブレーキングを遅らせ過ぎたことでタイムを失ってしまいましたし、他のラップも完璧とはいいがたいものでした。決勝はうまくいくことを願っています」

ケヴィン・エストレ(911 RSR #92): 「私が担当した最初の2ラップは悪くなかったのですが残念ながらスピードがやや足りなかったようです。明日の決勝をもっといいグリッドからスタートできないのは悔しいですが、レースは長丁場ですしコンディションも様々に変わりそうですから、レース戦略の方がより重要になるでしょう。正しい判断をした者が勝利を手にするはずです」



予選結果

GTE-Proクラス

1. リーツ/マコヴィキ (オーストリア/フランス)  ポルシェ911 RSR  1:47.577

2. プリオール/ティンクル(英国/英国)   フォードGT   + 0.441 秒3. ミュック/プラ (ドイツ/フランス)  フォードGT  + 0.562

4. リゴン/バード(イタリア/英国)  フェラーリ488 GTE       + 0.618

5. クリステンセン/エストレ(デンマーク/フランス)ポルシェ911 RSR  + 0.688

6. ティーム/ソーレンセン(デンマーク/デンマーク)アストンマーティン + 1.001

7. カラド/グィディ(イタリア/イタリア)  フェラーリ488 GTE   + 1.125

8. ターナー/アダム/セラ (英国/英国/ブラジル) アストンマーティン + 1.548



GTE-Am クラス ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)の919ハイブリッドは富士スピードウェイにて開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦の予選において

1. モク/澤/グリフィン(マレーシア/日本/アイルランド)

フェラーリ488GTE 1:49.408

2. リエド/カイローリ/ディエンスト(ドイツ/イタリア/ドイツ)

ポルシェ911 RSR +0.362秒

3. ダラ・ラナ/ラミー/ラウダ(カナダ/ポルトガル/オーストリア)

アストンマーティン +0.376

4. ヘッドランド/バーカー/フォスター(アメリカ/英国/英国)

ポルシェ911 RSR  + 0.458

5. フロール/カステラッチ/ (スイス/イタリア/スペイン)

フェラーリ488 GTE + 1.389







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情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 世界耐久選手権で911RSRが2回目のポールポジション獲得