10月16日



富士フイルム株式会社

富士ゼロックス株式会社



富士フイルムと富士ゼロックス

印刷市場向けインクジェットデジタルプレスの販売機能を統合

両社の強みを生かして最適なソリューションを提供



富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)と富士ゼロックス株式会社(社長:栗原 博)は、印刷市場における両社のインクジェットデジタルプレスの販売体制を強化いたします。2017年10月16日付けで、両社の国内印刷市場向けインクジェットデジタルプレスの販売機能を、富士フイルムの販売会社のひとつである「富士フイルムデジタルプレス株式会社 (以下、FFDP)」に統合いたします。富士フイルムグループの強みを最大限に生かせる販売体制を新たに構築し、デジタル化が進む印刷市場において、最適な製品・ソリューションを提供していきます。



FFDPは、2011年に富士フイルムの商業印刷向けインクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズの国内販売・マーケティングを目的に設立した会社です。富士フイルムが長年にわたり、オフセット印刷分野を中心に幅広い製品やサービスを提供してきた経験を生かし、フロントシステムからポストプレスまでのトータルな提案で、お客様一社一社の課題に合わせたソリューションを展開しています。



一方、富士ゼロックスは、データプリント用途を中心に輪転型インクジェットデジタルプレス※1を販売しており、最近では商業印刷や出版印刷の用途にも導入を加速させています。さらにデジタルプレスを効率よく運用するためのワークフローや、大量のジョブを効率よく印刷するためのソフトウェア、複数のデジタルプレスを集中制御するオペレーションシステムなどのラインアップも充実させており、デジタルプレスの戦略的な活用を提案しています。



今回、販売機能を統合することで、FFDPは、両社の豊富な製品ラインアップをトータルで提案することができ、製品の強みをより一層有効に生かしながら、ユーザーニーズに応じて、最適なソリューションを提供していきます。



また、FFDPの社長には、2009年より富士ゼロックスでグラフィック分野の営業トップを務めてきた同社執行役員 麻生修司が新たに就任します。FFDPは、強い提案力と販売力を備えた組織として、データプリント、商業印刷、パッケージなどの幅広い分野でビジネスを展開します。今後は、国内の販売強化に加え、新たにアジア地域での販売支援も行います。



富士フイルムと富士ゼロックスは、2019年度を最終年度とした富士フイルムホールディングスの中期経営計画「VISION2019」の一環として、印刷市場における両社協業の強化によるさらなる事業拡大に積極的に取り組んでいきます。今後もグループ内のシナジー創出を追求し、競争力を高めてさらなる成長を目指します。



※1:1400 Inkjet Color Continuous Feed Printing System, 2800 Inkjet Color Continuous Feed Printing System



情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 富士フイルムと富士ゼロックス 印刷市場向けインクジェット販売機能統合