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【ふるさと納税】6/27~返礼品の基準・経費ルールを見直しへ 改正・値上げでも「お得に活用する」節約主婦の3つの戦略
総務省は、10月からふるさと納税の返礼品基準を厳しくすると発表しました。
→寄付金の受領証の発行費用などまでもが経費になることで、「寄付金額が高くなる」可能性
→対象外の返礼品があれば「返礼品の数が少なくなる」可能性
どちらも現段階では可能性でしかないものの、つまり、寄付金額が高くなり、かつ返礼品の数が少なくなりそうなので、できるだけ9月中にふるさと納税で寄付をしておきたいと考える人が増えています。
ただ、一気に返礼品が家に届いてもストックしておけるか、肉や魚は鮮度が落ちてしまわないかという問題もあります。
そこで、問題を回避できるようなふるさと納税のしかたを5つ提案します。
肉や魚が一気に届いたとして、冷凍庫に保存できていたとしても鮮度がどうしても気になります。
そこで、トイレットペーパーなどストックできる返礼品を選ぶ方法が取れます。
≪執筆者撮影≫
トイレットペーパーであれば、場所さえあれば常温でストックしておくことができます。
そして消耗品なので、返礼品として選ぶと家計の助けになります。
ストックできる場所が必要なものの、ほか、ティッシュペーパーや洗剤といった保存できる日用品の返礼品を選ぶことでも、早めに寄附ができます。
意外なものでは化粧品やコストコメンバーシップ年会費も返礼品として選べたりします。
≪執筆者撮影≫
1度にまとめて寄附はするものの、返礼品は数か月に渡って届く「定期便」を選ぶことで、返礼品が届くタイミングをズラすことができます。
お米のほか、肉やフルーツ、野菜や卵の「定期便」があり、食費を抑えるのに役立ちそうです。
≪執筆者撮影≫
定期便にすることで寄附金額はどうしても高額になりがちではあるものの、ポイント数も高くなり、1度の寄附で自己負担額2,000円以上のポイント還元も見込めます。
返礼品のうち、
「届くタイミングが〇月」
と選べるものもあります。
こちらは、コシヒカリ15kgが届く岡山県吉備中央町のふるさと納税で、「返礼品お届け月」を選べます。
最短は2023年9月~10月ですが、2024年8月まで1か月単位で到着日を選べるため、お米のストックを考えて返礼品到着日を指定できます。
お米は保存もできますが、精米直後がおいしいため、欲しいタイミングを逆算して寄附することも考えてみてください。
≪執筆者撮影≫
少し高度なワザかもしれませんが、くだものの返礼品にすると、届く時期をある程度は調整できます。
例えば、みかんであれば、生産量が多くなるのは冬です。
9月に返礼品として選び、冬に届くのを待つこともできます。
ただし、内容によってはハウスみかんなど、品種によっては冬を待たなくても到着することもあるため、あくまでもホームページの「返礼品の到着時期」を確認しながら選びましょう。
≪執筆者撮影≫
ふるさと納税でも、カタログギフトがあるのをご存じでしょうか。
楽天ふるさと納税だと、「あとからセレクト」と呼ばれるカタログギフトが選べます。
これだと自治体に先に寄付をしておき、カタログの中から返礼品を「後から選ぶ」ことができます。
自治体の変更はできませんが、お気に入りの自治体がある場合にも使えます。
ふるなびでも、「ふるなびカタログ」と呼ばれるカタログギフトもあり、こういったカタログギフト形式のふるさと納税を選ぶことで、先に寄付だけして、後から返礼品を選ぶこともできます。
注意しておかなくてはいけないのは ふるさと納税の「控除上限額」です。
「9月中にふるさと納税をやり切っておく」ことは、一般的なサラリーマンでは無理な話で、2023年1月1日~12月31日の1年間の年収がわかっている人ではない限りできません。
ボーナス月が12月の場合は、年収が確定するのは年末に近くなってからのため、9月までにふるさと納税の「控除上限額」まではある程度の予測しかできません。
もし、まだ2023年のふるさと納税をしていないのなら、はじめてみるにはいいきっかけとなりそうです。
ふるさと納税の返礼品や寄付金額がどうなるかは、10月以降になってみないとわからないため、必ずしも「返礼品の数が少なくなる」、「寄付金額が高くなる」とは言い切れません。
ふたを開けてみると、お気に入りの自治体の返礼品の変更がないパターンもありえます。
しかし、何らかの対応策を考えておけると安心材料にもなるのではないでしょうか。
9月中に寄付をしても、返礼品が一気に届かないように工夫できる方法もあり、例年よりも早いペースでふるさと納税をしておくことも選択肢に加えてみましょう。
(執筆者:FP3級、節約生活スペシャリスト 谷口 久美子)
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