息子たちが中学と高校生になりました。

義務教育が終わって部活動がどうなったかというと、中学時代とは比べものにならないほどお金がかかります。

どれくらいかかって、どのような節約を試みたのかシェアします。

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義務教育内で行われる中学と、義務教育ではなくなる高校の部活の違い

中学の部活はあくまでも義務教育の範囲内で行うものという制限もあり、部費やユニフォーム代、合宿代などもそこまで高額にはなりませんでした。

一方高校の部活は義務教育の範囲外で行われるもので、ユニフォームの種類も多く、合宿や遠征、応援に係る費用なども発生します。

中学の部活動の部費は年間数千円であったことに対し、高校の部活動の部費は2か月で2万円ほどと急に金額が上がりました。

高校では指導のために外部からコーチ、講師を呼ぶ場合も多くあり、部費の高額化の一因にもなっています。

実際にかかった部活の費用をざっくり公開。

長男が通っている高校の野球部は、強豪校と中堅校の間くらいの強さです。

甲子園にも何度か出場経験があるため、力の入れ方が違います。

また、学校全体が部活に力を入れている方針なので、基本的に全部活の費用感は高めになります。

ユニフォーム一式約12万円

まず必要になるのがユニフォーム一式とトレーニングシャツやトレーニングパンツ、そして部活ごとに使う練習着です。

ほかにも、チーム鞄、帽子、ヘルメットなどが入っています。

全て足すと12万円ほどになりました。

3年間で買い替えが発生するとすれば、トレーニングシャツなどの練習着ですが、上下1万円前後するので、あまりひんぱんに買い換えると家計を圧迫します。

安く買うことができるのは学校のロゴが入っていない練習着などですが、ユニフォームやロゴ入り練習着は学校名やネーム入りになるので、買い替える際に費用が高額になります。

親の応援費用

コンテストや大会にひんぱんに出る部活では、親の応援費用というのが発生します。

具体的には親が応援時に着るTシャツやタオル、小物類などです。

3年間で買い替えの必要もないとのことですが、必要分の購入だけで約1万円かかりました。

トレーニングや食事指導など

部活の種類にもよりますが、プロを招いての講義やトレーニングをひんぱんに行うところもあります。

やはり大会やコンテストが多い部活ほどその傾向は高く、息子の通う学校では3年間で25万円の食トレプログラムという大きな出費がありました。

これらを全て足すと高校1年の部活にかかる費用は、50万円近くになりました。

中学のときとは桁がひとつ違う金額です。

部活動が盛んか、強豪校かによってこの金額は変わりますが、やはり義務教育が終わってからの部活動は中学よりも高い費用が発生すると言えるでしょう。

先輩保護者にいるもの、いらないものを聞き少しでも節約を。

部活にかかる費用をどれだけ節約できるかというのは、なかなか難しいものがあります。

保護者会などで先輩保護者から必要なグッズや、安く買える消耗品を売っているお店などを聞いて、少しでも費用を安くする必要が出てきます。

また普段の生活、家事でも部活にかかる洗濯やお弁当、補食などの食費を安くできるように工夫して節約をする必要があります。

わが家ではお米はアマゾン定期便のまとめ買いで割引がきく定期購入にし、洗濯で跳ね上がる水道代を抑えるべく、ミニ洗濯機を購入しました。

ミニ洗濯機は1万5,000円ほどしましたが、

  • 洗濯機を2回まわすよりも水道代や電気代が節約できる、
  • 部活用の泥洗剤を使うことによって、ユニフォームの痛みを最小限にしたケアができる

などメリットが多いと感じました。

中学から続ける場合は費用が高額になることを頭に入れて対策を。

費用が高額になることで、部活に入らない選択をする家庭も増えていると聞きます。

しかしもしお子さんが高校でも部活を続けたいと望むなら、できるだけ叶えてあげたいですよね。

  • 受験前に希望する高校の部活事情などもリサーチする、
  • 高額な出費が予想される部活(野球、サッカー、吹奏楽部など)では、貯蓄からどれくらい部活に充てるかなどを夫婦で相談しておく

といった事前準備も必要になります。

普段の生活で、節約できる金額よりも出ていく金額のほうが大きく、親も大変な時期になりますが、大変だった、という言葉で終わってしまうのは少し寂しいもの。

親の被服代を減らす、副業やパートで収入を増やすなどで対応し、楽しい3年間を過ごして欲しいです。(執筆者: 松田 潔子)

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 中学生と高校生、部活動にかける費用の違いは?実際にかかった費用を野球部母が徹底解説