2022年は、1か月に1つ以上の優待獲得、「毎月優待」を達成できた筆者。

株主優待品が定期的に届くことで節約効果も感じられ、生活に潤いも感じられるようになってきました。

「毎月優待」をするために大切なことをまとめました。

株投資で10万円をいかに増やせるか? 実際にやってみました~第3回~

2022年「毎月優待」達成

【優待例】

1月・7月 … アマガサ <3070>

2月・8月 … クリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387>

3月 … みずほリース <8425>

4月 … ヤーマン <6630>

5月・11月 … アスクル <2678>

6月・12月 … フジオフードグループ本社 <2752>

7月 … 丸善CHIホールディングス <3159>

8月 … ビックカメラ <3048>

3月・9月 … トリドールホールディングス <3397>

10月 … 正栄食品工業 <8079>

12月 … ヤマハ発動機 <7272>

株主優待が少ない月もあるのですが、2022年は叶いました。

優待品も、お菓子やお肉などの食品からQUOカードなどの金券、クーポン券、そして靴までもらえます。

1月・7月:アマガサ <3070>

≪執筆者撮影≫

アマガサ <3070>の権利確定月は1月と7月。

1月は100株以上で自社運営ECサイト「JERRY BEANS」の靴1足がもらえます。

7月末日は継続保有半年以上になりますが、こちらも「JERRY BEANS」の靴1足がもらえます。

100株2万5,000円ほどなので、100株保有1足8,500円ほどの靴をもらえば3年で資金回収ができます。

投資資金回収ができたら、恩株のように、あとはそのまま放置しておいてもいいわけです。

【関連記事】:目指せ「女桐谷さん」第20弾:放置しておくだけで勝ち「恩株・元とれ銘柄」とは

2月・8月:クリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387>

≪執筆者撮影≫

クリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387>は、年2回、2月と8月が権利月。

500円ごとの優待券が、

  • 100株以上で2,000円分
  • 200株以上で4,000円分
  • 400株以上で6,000円分

…と増え、最高9,000株で30,000円がもらえます。

400株以上、1年以上継続保有で2,000円分が追加でもらえます。

優待券は1枚ごと利用できます。

≪執筆者撮影≫

例えば、「きづなすし」。

東京観光時に利用し、珍しい芽ねぎのお寿司を食べることができました。

一見すると高級店でも、優待券利用で飲食代を節約できると、出費の多い旅行中も節約できます。

≪執筆者撮影≫

また、JEAN FRANÇOIS(ジャンフランソワ)では、パンを購入できます。

関東地方の対象店舗が多いですが、筆者が住む東海地方でも、磯丸水産、ハタケノパスタ、つけめんTETSU、かごの屋といった店舗で使え、使い勝手もいいです。

3月:みずほリース <8425>

≪執筆者撮影≫

3月の株主優待はかなり多いです。

その中でも、みずほリース <8425>は、使い勝手のいいQUOカード優待。

100株保有で1年未満3,000円、1年以上4,000円と年数に応じてもらえるQUOカードの額が増えていきます

保有年数によって優待内容が増えていく銘柄だと中長期でも保有しやすいです。

2022年12月下旬で配当利回りも3.98%あり、万が一、優待がなくなったとしても配当目的で長期保有してもいいように感じます。

4月:ヤーマン <6630>

≪執筆者撮影≫

ヤーマン <6630> の権利確定は4月。

100株以上で自社Webサイト「ヤーマンオンラインストア」で株主優待割引券がもらえます。

100株以上だと、1年未満5,000円、1年以上7,000円、2年以上10,000円、5年以上13,000円と増えていきます。

≪執筆者撮影≫

以前、オンリーミネラルのミネラルファンデーションと化粧水をもらいました。

高価な化粧品を株主優待でもらえたことで、節約できている実感がわきます。

5月・11月:アスクル <2678>

≪執筆者撮影≫

アスクル <2678> は、5月20日、11月20日が権利確定日。

株主優待はLOHACOの割引クーポンで、100株以上2,000円分(500円×4枚)です。

商品価格税込501円に1枚使え、500円割引になるクーポンで、しかも、1注文で複数枚の利用が可能です。

≪執筆者撮影≫

トイレットペーパーやカップラーメン、ティッシュペーパーなどを買いました。

アスクルで欲しい商品を購入する時に使えて便利です。

≪執筆者撮影≫

この時、

  • 無印良品の素材を生かしたパスタソースボロネーゼ2袋を80円
  • むぎ茶ティーバッグ3袋を37円
  • コカ・コーラゼロ6本を52円

で買えています。

株主優待のおかげで、ディスカウントストアと比較しても、より安く買えています

6月・12月:フジオフードグループ本社 <2752>

≪執筆者撮影≫

フジオフードグループ本社の権利月は、12月と6月。

100株保有で3,000円相当分の自社商品がもらえます。

串家物語などで使える3,000円の株主様優待食事券ももらえますが「日南もち豚ロースしゃぶしゃぶ用」600gにしました。

コシヒカリやまいどおおきに食堂のお魚セット、串家物語の串かつセットも選べます。

≪執筆者撮影≫

「日南もち豚ロースしゃぶしゃぶ用」です。

甘味があり上質なお肉。食材が届いたことで、家庭での料理時に優待品を使えるため、節約効果もよりアップします。

7月:丸善CHIホールディングス <3159>

≪執筆者撮影≫

丸善CHIホールディングス<3159>の株主優待は、100株以上500円の丸善、ジュンク堂書店で使える商品券。

200株以上だと1,000円といったように増額していきます。

本代は節約しにくいところなので、商品券で購入できれば節約につながります

本以外にも文房具や雑貨も買えます。

2月・8月:ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス <3222>

≪執筆者撮影≫

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは、2月・8月の年2回権利。

マルエツやカスミで使える100円割引券のほか、お米やそうめんなどから選べます。

以前、横須賀海軍カレー200gを選びました。

レトルトカレーが家にあると、ご飯を炊くだけで1食。

これぞ「優待めし」です。

3月・9月:トリドールホールディングス <3397>

≪執筆者撮影≫

「トリドールホールディングス」より、「丸亀製麺」と言った方がわかりやすいかもしれません。

株主優待券は、100 株以上保有だと対象店舗で使える100円単位の優待券30枚綴り(3,000円相当)。

200株以上だと40枚綴り(4,000円相当)で、長期保有になると30枚綴りが追加贈呈されます。

≪執筆者撮影≫

便利なのは、株主優待券は100円単位で支払えること。

例えば、丸亀製麺では毎月1日「釜揚げの日」。

そして、丸亀製麺のアプリクーポン併用も可能です。

丸亀製麺以外でも、Kona’s Coffeeや天ぷらまきのなどでも利用できます。

家族が好きな外食チェーン店の株主優待があると、外食を控えなくてもよくなるので節約時のストレスもたまりません。

10月・4月:正栄食品工業 <8079>

≪執筆者撮影≫

正栄食品工業 <8079> は、製菓用材料などの食品商社。

株主優待は、4月・10月の2回のタイミングで、自社製品のお菓子の詰め合わせです。

写真は12月に届いたもので、段ボール箱いっぱいに詰められたチョコレートやナッツは、開けるとみんな驚く量です。

輸入商品、円安傾向になると株価に影響がありそうですが、優待の数があまり多くない4月・10月の権利で魅力です。

12月:ヤマハ発動機 <7272>

≪執筆者撮影≫

ヤマハ発動機 <7272>は、12月末に100株以上保有していると、3年未満で1,000ポイント、3年以上で2,000ポイントがもらえ、カタログ内から好きなものをもらえます。

≪執筆者撮影≫

以前、1,000ポイントで三ヶ日みかんサイダーをもらいました。カタログには、牧之原の一番摘み茶葉や北海道産ゆめぴりかといったお米、地元のハンバーグ店「さわやか」で使えるプリペイドカードなどもあります。

毎月優待の考え方

毎月、株主優待をもらううえで、筆者が大切にしていることは、

「できるだけ1年に2回の権利を選ぶ」こと、「配当金も高めな企業だと優待廃止した時のリスクも少なめ」

だということです。

感覚的ではあるのですが、「自社製品を株主優待にしている企業は廃止が少ない」気がします。

毎月優待を達成して感じたことは、配当落ちは株価が下がりやすいですが、保有銘柄の権利確定月を分散することで、一部の銘柄は株価が下がっても一部の銘柄は株価が上がるなどもあります。

分散投資の大切さを感じています。

資金が少ないという方は、年4回の優待から狙ってみるのもおすすめです。

1年の中で株主優待が最も多いのが3月です。ほか、6月、9月、12月も多いです。

注意すべき点

12月20日時点で、東京株式市場では、株価が一時800円超安となりました。

長期金利変動幅を0.5%に拡大したことで、実質的な利上げととらえられたためです。

日銀の黒田総裁は利上げではないと強調していましたが、J-REITや不動産関連銘柄の株が下がり、金融関連銘柄の株が上がったため、注視が必要です。

株主優待の廃止のリスクもあります。

筆者はできるだけ分散投資をするようにして精神的ダメージを少なくしています。

1年間のスケジュールを立てよう

年末年始、2023年の優待スケジュールを計画してみるのもいい時期です。

年間スケジュールの計画を立てて、中長期投資を考えてみると楽しいです。

毎月優待品が届くと、生活も潤うはず。

何が欲しいか逆算しての投資をしてみましょう。(執筆者:株歴15年以上 優待株・高配当株・J-REIT・米国株も世帯保有250銘柄以上 谷口 久美子)

※文中、「株式会社」表記を省略していることがあります。

※特定の金融商品の売買の推奨を目的としたものではありません。

※株主優待内容の変更がある場合は、写真と同じものが選べない可能性もあります。

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情報提供元: マネーの達人
記事名:「 目指せ「女桐谷さん」第21弾: 毎月優待達成・2022年にもらったもの見せます