TOKYO, May 23, 2019 - (JCN Newswire) - 昭和電工株式会社(社長:森川 宏平)は、寒冷地などの低温環境下でもコンクリート製の各種インフラ構築物の補修施工が可能な修復材「ショウリペア(R)CR-1000シリーズ」「リポキシ(R)CR-1500シリーズ」を開発しました。

高度成長期に建設されたインフラ施設は老朽化が進み、建て替えや補修の必要性が高まっています。建て替えは高コストであるため補修のニーズが高いものの、既存の修復材は、低温環境下で各種コンクリート構築物を補修する際は施工後にヒーターで加熱する特別な養生が必要で、寒冷地では冬期の補修作業が困難になる課題がありました。今回開発した修復材は、いずれも氷点下でも施工後の給熱養生が不要で、既存品の3分の1以下の24時間以内に通常使用できるレベルまで硬化するため、寒冷地での冬期施工、工事期間の短縮による工事費用の削減や、施工箇所の早期解放による利便性の早期回復が期待できます。現在当社は、岩手県遠野市および同市内の建設会社である株式会社栄組の協力を得て、本開発品の橋梁補修における有効性を確認する実証実験を実施しています。

当社グループは、すべてのステークホルダーを満足させるという経営理念のもと、「事業活動を通じたSDGs課題解決への貢献」を中核課題の一つに掲げてCSR活動を推進しています。本開発品はSDGs目標「住み続けられるまちづくりを」の達成に貢献します。今後も社会的価値の高い事業・技術開発を推進してさまざまな課題の解決に取り組み、グループ一丸で豊かさと持続性が調和する社会の創造に貢献してまいります。

なお、これらの開発品は2019年6月5日~6日に開催される展示会「建設技術公開EE東北'19」(注)でご紹介します。(昭和電工ブース:B-65)

(注)「建設技術公開EE東北'19」の概要
会期:2019年6月5日(水)、6日(木)
会場:夢メッセみやぎ(宮城県仙台市宮城野区港3丁目1-7)

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概要:昭和電工株式会社

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記事名:「 昭和電工、寒冷地で施工可能なコンクリート構築物修復材を開発