TOKYO, Oct 8, 2018 - (Media OutReach) - 世界をリードするロジスティクス企業であるDHLよりリリースされたDHLグローバル・トレード・バロメーターの報告書では、主に陸上車・機械部品の航空輸出により、引き続き日本の貿易成長が続く見通しであると予測しています。

このDHLグローバル・トレード・バロメーター(人工知能、ビッグデータを駆使することにより算定される国際貿易成長に対する早期指標)では、日本の貿易は緩やかな成長基調にあり、2018年第4四半期には64ポイントを記録し、引き続き企業の好調な業績見通しが続くことが示されています。

航空貿易は、機械部品の輸出が急成長の兆しを見せ、自動車の輸出における日本の持続的な強みを引き立たせ、79ポイントで高水準を維持する見通しです。航空輸入においては、ハイテク製品と機械部品が最大の成長要因とみられています。海上貿易は大幅な成長減速が予測されるも、陸上車&部品、工業原料、基礎原料の海上輸出の増加が見込まれ、55 ポイントとなる見通しです。

「日本の穏やかながら着実な経済成長は揺らぐ兆候がほとんどありません。特に自動車製造業など卓越した歴史がある分野において、その傾向は顕著です」と、DHL Global Forwarding日本の代表取締役社長および北アジア南太平洋地区CEOのチャールス カウフマンは述べています。「日本は経済的に成熟しているため、ますます豊かになるアジア地域の消費者の進化するニーズに応えるとともに、日本の強みである精密さ、品質、イノベーションの分野は、ハイテク製品や機械部品などの付加価値製品の世界的な需要に対応する上で確固たる立場にあります。」

DHLグローバル・トレード・バロメーターの最新の分析結果では、米国と中国の間で世界的な貿易摩擦が激化しており、国際貿易は減速傾向ではあるものの、今後3ヵ月間で成長が期待されることも予測しています。全てのアジア太平洋諸国において前向きな見通しを立て、インドを首位として、韓国、中国、日本に対する楽観的な見通しを示しています。これは、特にテクノロジーや製造業におけるアジア経済の成長を証明するものです。DHLグローバル・トレード・バロメーターの調査方法では、基準値を50として、50ポイントを超える指標値を成長、50ポイント未満をマイナス成長としています。

DHLとアクセンチュアが共同開発したDHLグローバル・トレード・バロメーターは、経済大国7ヵ国(中国、ドイツ、インド、日本、韓国、イギリス、アメリカ)の輸出入データを勘案し、四半期ごとに未来の貿易動向を提供しています。この7ヵ国の輸出入量合計は世界貿易の75%超を占め、そのデータを集計することにより、国際貿易の効果的な短期予測指標とすることができます。今後の工業生産の基盤となるコモディティを評価する本指標では、向こう3ヵ月、国際貿易はわずかに勢いが弱まるものの引き続き成長すると予測しています。

DHL -- 世界のロジスティクス企業

DHL はロジスティクス業界のグローバルにおけるリーディングブランドです。グループの各部門が提供するサービスは、他社の追随を許さない広範囲なポートフォリオを構成しており、国内および国際小包配達から、eコマースの受注・商品配送、国際エクスプレス、陸上、航空・海上輸送、産業サプライチェーンマネジメントにまでおよびます。世界220以上の国・地域で36万人の従業員が、人々やビジネスをしっかりと確実に繋ぎ、グローバル貿易のフローを支えています。テクノロジー、ライフサイエンスやヘルスケア、エネルギー、自動車、そして小売りなどの産業、成長市場向けの特別なソリューション、これまでの社会的責任へのコミットメント実績および発展市場における強固な事業基盤から、「世界のロジスティクス企業」と明白に位置付けられています。

DHLは、ドイツポストDHL傘下のブランドで、グループ全体の2017年の売上は600億ユーロ超に達します。

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記事名:「 2018年第4四半期 日本は引き続き貿易成長が続く見通し