TOKYO, Apr 13, 2018 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、このたび、ブロード研究所(Broad Institute、所在地:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)、コロラド州立大学(Colorado State University、所在地:米国コロラド州フォート・コリンズ)のマイコバクテリア研究所、シカゴ大学(University of Chicago、所在地:米国イリノイ州シカゴ)と、新規結核治療薬の開発に向けた共同研究契約を締結しましたのでお知らせします。

本共同研究プログラムでは、ブロード研究所の多様性指向型合成(DOS)化合物ライブラリーから同定された化合物群を用いて、結核治療薬としてより優れた化合物をデザインします。本研究により、結核菌の生存に必須な酵素であるトリプトファン合成酵素を阻害する新規作用機序によって、抗結核作用を発揮する化合物の創出をめざします。

結核は、死亡者数が最も多い10 疾患の一つであり、2016年には、世界で1,040万人が新たに結核に感染し、170万人が命を落としたと報告されています。既存の結核治療薬は数十年前に導入されたもので、治療に6~9ヶ月を要するため服薬順守に課題があるとともに、世界の各地域で既存の結核治療薬に対する耐性が生じています。そのため、より短期間で治療可能な新規作用機序の新薬開発が喫緊の課題となっています。

本共同研究プログラムは、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)の助成金交付対象として採択されました。なお、本共同研究プログラムのアドバイザーをTBアライアンスが務めています。

当社はヒューマン・ヘルスケア(hhc)理念のもと、政府や国際機関、非営利民間団体などと積極的にパートナーシップを締結して、結核やマラリア、顧みられない熱帯病に苦しんでいる患者様とそのご家族に貢献する新たな治療法の早期開発をめざしてまいります。

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概要:エーザイ株式会社

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情報提供元: JCN Newswire
記事名:「 エーザイ、新規結核治療薬の開発に向けてブロード研究所・コロラド州立大学・シカゴ大学と共同研究契約を締結