国内大手損害保険グループのSOMPOホールディングス<8630>は、アフリカを中心に国際送金サービスを展開するベンチャー企業BTCアフリカ(ビットペサ)に出資し、国際送金サービスのデジタル化を推進するために業務提携を進めることに合意したと11月9日付で発表した。保険会社が国際送金・決済サービス事業に乗り出すのは国内初となる。

両社は、国際送金について「割高な手数料と送金時間の長さが課題である」として、仮想通貨を活用することにより、低コストで時間のかからない国際送金サービスを展開していく意向を示している。送金手続きに複数の中継銀行を介さないことで手数料を抑えるほか、既存の仕組みでは数日かかっていた送金作業を、ブロックチェーン技術を活用することで大幅に時間短縮できる。

SOMPOホールディングスは、ビットペサの技術を活用して送金・決済に関わる様々な実証実験を行い、送金サービス市場におけるプレゼンスを高めるとともに保険分野への応用を検討するとしている。一部報道によれば、年内にも実証実験を開始し、2019年以降に連携したサービスの開始を目指すとみられている。





<HH>

情報提供元: FISCO
記事名:「 SOMPO、国際送金サービス展開へ ビットペサへ出資【フィスコ・ビットコインニュース】