主要仮想通貨取引所のコインベースは仮想通貨ETF(上場投信)の創設を検討していると、ビジネスインサイダーが報じた。同社は資産運用大手ブラックロックのブロックチェーン作業グループにアドバイスを求めたという。コインベースは個人投資家でも変動の激しい仮想通貨に関連した商品にアクセスできる手段として仮想通貨ETFの提供を考えているようだ。

ただ、仮想通貨ETFに関して、コインベースとブラックロックが共同で作業を行うかどうかはまだ明らかではない。また、関係者によると、ブラックロック自体は、仮想通貨ファンドの発行に関心がないという。ラリー・フィンクCEOは「デジタル通貨に関心を示している顧客はいない」としている。

ブラックロックは2015年にブロックチェーン作業ブループを開始。目的は、ブロックチェーンアプリケーションを割り出すこと。

もし、コインベースが仮想通貨ETFの開発に参入することになると、競争相手のジェミニ、Bitwiseアセットマネジメント、VanEckに加わることになる。

個人投資家の投資に拍車をかけることになる仮想通貨ETFは仮想通貨市場における次のステップとして期待を集めている。同時に、個人投資家保護がいまだ不十分との見方から、米証券取引委員会(SEC)はいまだに承認にいたっていない。



<KY>

情報提供元: FISCO
記事名:「 コインベース、仮想通貨ETFを検討【フィスコ・ビットコインニュース】