スイスの大手銀行グループUBSのストラテジストが、ビットコイン(BTC)が資産クラス(株式や債券など、似たような値動きや特徴を持つ投資対象の分類のこと)とみなされるには、価格変動の激しさと規制という課題克服が必要であるとの見解を示したことが一部報道で明らかとなった。

UBSは、「ビットコインはまだまだ不安定であり、実際の決済手段や主流の資産クラスとなるには限界がある」として、最大の障害は直近の激しい価格変動と技術的課題とみている。

ビットコインの価格変動は1日で数万円となることもあり、昨年12月には230万円台を記録したこともあったが、現時点では83 万円台で取引されており、60%以上下落している。

UBSは、ビットコインの過去の価格変動の70%が投機的な行動に影響を受けたもので、こうした動向に対してビットコインが脆弱であると指摘している。

また、2013年以降ビットコインに長期投資を行った投資家にとって年間収益率は216%に達し、株式投資の年間収益率が16%上昇であるということに比較すると大きな数字だが、ビットコインが今後もパフォーマンスを維持できるかどうかは確実ではないと見ていることが報じられている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ビットコインは主流の資産となるにはまだ「不安定」=UBS【フィスコ・ビットコインニュース】