スイス、バーゼルに拠点を置く金融安定理事会(FSB)は7月に開催されるG20財務相・中央銀行総裁会合を前に、仮想資産に関しての作業の概要を公表した。その中で、仮想資産はマネーロンダリング、テロを目的とした資金調達といった利用法に加えて、消費者・投資家保護を巡る問題を生むと指摘。

FSBメンバーは、潜在的な仮想通貨の金融安定リスクを監視していく骨組みで合意した。ただ、今のところ、金融安定の脅威となっていないとの考えでまとまった。FSBは7月に正式な報告書を発表する。

5月にアルゼンチンで開催されたG20では、規制などに関して意見がまとまらず、監督していくことで合意するにとどまり、明確な行動決定での合意はなかった。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 FSB、仮想通貨今のところ金融安定の脅威ではない【フィスコ・ビットコインニュース】