中国マイニング大手ビットメインは3日、イーサッシュ(イーサリアム等で採用されているアルゴリズム)向けマイニングハードウェア「Antminer E3」を販売するとツイッター上で発表した。従来のGPU(画像処理半導体)を利用するより効率的にマイニングが可能だという。

同製品の影響を大きく受けるとみられているのが米半導体大手アドバンスト・メディア・デバイス(AMD)や米GPU大手エヌビディアらだ。これらの企業は仮想通貨のマイニング需要からGPUの販売を大きく伸ばしており、AMDは第1四半期売上高の約4分の1がマイニング関連だとの意見もある。同製品のようなASIC(特定用途向け集積回路)が増加すれば、仮想通貨関連の需要に水を差す可能性がある。

一方で、ASICの影響はそう大きくはないとの見方もある。イーサリアムの開発者ヴィタリク・ブリテン氏によると、イーサリアムには元々マイニングの集権化に対する対抗策が施されているという。また、イーサリアムのコミュニティでは、ASICを無効化するためのハードフォークも検討されているようだ。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 中国マイニング大手、イーサリアムのマイニング向けハードウェアを販売へ【フィスコ・ビットコインニュース】