米仮想通貨取引所ジェミニの創業者で兄弟のキャメロン・ウィンクルボス氏とタイラー・ウィンクルボス氏が13日、仮想通貨の自主規制機関の設立を計画していることを発表した。

同機関は非営利の独立機関として、業界の基準設定、効率性や透明性の向上、詐欺行為の防止を目指すという。自主規制機関の参加メンバーは、財務面、サイバーセキュリティ、情報共有に対する責任を有し、ルールに順守しない場合は制裁が科されるという。

米国では、仮想通貨取引を直接的に包括的に規制する機関は存在しない。米証券取引委員会(SEC)、米商品先物取引委員会(CFTC)、財務省、FRB、各州当局など各機関による規制の寄せ集めである現状の規制体制は、抜け穴があると指摘されている。こうした課題を背景に、CFTCのコミッショナー、ブライアン・クインテンツ氏は、仮想通貨取引所に対し、民間の自主規制機関を構築するよう求めてきた。

同氏は13日、ウィンクルボス兄弟の計画に対し、歓迎の意を表した。「独立的立場にある仮想通貨の自主規制機関は、最も多様な見識を持ち、不正を暴き、罰するのにあたって最も高い能力を持つ」と伝えた。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ウィンクルボス兄弟、仮想通貨の自主規制機関の設立計画を発表【フィスコ・ビットコインニュース】