【ブラジル】ボベスパ指数 86610.50 +0.24%
18日のブラジル市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比210.82ポイント高(+0.24%)の86610.50で取引を終えた。86400.38から87274.13まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや拡大させた。堅調な経済指標が支援材料。10月の経済活動指数は前年同月比で2.99%上昇し、上昇率は前月の0.91%(改定値)と市場予想の2.40%を上回った。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が警戒されたほか、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、見極めるムードが強い。

【ロシア】MICEX指数 2350.29 -0.37
18日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMICEX指数は前日比8.84ポイント安(-0.37)の2350.29で取引を終了した。2353.75から2321.57まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。原油価格の続落が嫌気さ
れ、資源の一角に売りが継続。ブレント原油価格は約14カ月ぶりの安値水準まで下落
している。また、米国がロシアに対し、経済制裁を追加するとの観測も引き続き嫌気
された。

【インド】SENSEX指数 36347.08 +0.21%
18日のインドSENSEX指数は6日続伸。前日比77.01ポイント高(+0.21%)の36347.08、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同20.35ポイント高(+0.19%)の10908.70で取引を終えた。

売りが先行した後はじりじりと上げ幅を拡大させた。輸出の回復観測が財政赤字の拡大懸念を後退させた。インド輸出入銀行は最新リポートで、10-12月期の輸出増加率が7%まで加速するとの見方を示した。また、国有銀行への流動性供給が追加されるとの観測も引き続き好感された。

【中国本土】上海総合指数 2576.65 -0.82%
18日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比21.32ポイント安(-0.82%)の2576.65ポイントと反落した。

世界的な景気鈍化を警戒した売りが先行。中国や欧州の経済指標悪化に続き、米国の重要指標も大幅に下振れた。習近平・国家主席の演説にも失望感。本日開催の「改革開放40周年式典」では、午前の取引時間中に習主席が登壇し、市場開放政策を進める方針を改めて強調したものの、期待されていた景気対策に深く言及しなかった。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は3日ぶりに反発、堅調な経済指標が支援材料