週明け29日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比56.74ポイント(2.18%)安の2542.10ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、59.49ポイント(2.19%)安の2662.15ポイントで取引を終えている。

中国企業の業績不安がくすぶる流れ。先週末27日に公表された1~9月の工業企業利益は前年同期比14.7%増にとどまり、1~8月の16.2%増から減速した。指数は中盤から下げ幅を広げている。

業種別では、消費関連株の下げが目立つ。白酒メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)と調味料メーカーの海天味業(603288/SH)がそろってストップ安した。貴州茅台酒に関しては、需要減少の懸念が引き続き売り材料となっている。5日続落し、約1年1カ月ぶりの安値を切り下げた。

時価総額上位の金融株も軒並み売られる。招商銀行(600036/SH)が5.9%安、中国平安保険(601318/SH)が5.4%安で引けた。不動産株、医薬株、ハイテク株、資源・素材株、インフラ関連株、公益株などを含んだ全業種が下落している。

外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が3.83ポイント(1.42%)安の266.61ポイント、深センB株指数が22.44ポイント(2.53%)安の865.07ポイントで終了した。

【亜州IR】



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情報提供元: FISCO
記事名:「 29日の中国本土市場概況:上海総合は2.2%安で続落、貴州マオタイなどストップ安