売上高は、2022年3月21日にコロナ禍に伴うまん延防止など重点措置が解除され、経済活動の正常化が進むにつれ、コロナ第7波(7月~8月)による中だるみはあったものの、「飲食・アミューズメント事業」が総じて回復基調をたどり、前期を大きく上回る水準を確保することができた。既存店売上高(通期平均)もコロナ禍前の2020年2月期比72.3%(前期は同39.2%)にまで回復してきた。また、「ホテル・不動産事業」についても、新型コロナウイルス感染症の軽症者の受け入れ施設として「PARK IN HOTEL ATSUGI」を引き続き提供(一棟有償借上げ)や、貸コンテナ事業が安定推移するとともに、既存ホテルのリブランドや国による旅行支援の開始なども追い風となり大幅な増収となっている。
(2) ホテル・不動産事業 売上高は前期比50.8%増の2,772百万円、セグメント利益は同74.8%増の846百万円となった。前期に引き続き、新型コロナウイルス感染症の軽症者受け入れ施設としてホテル1棟(PARK IN ATSUGI)を提供(一棟有償借上げ)を行ったことや、貸コンテナ事業が安定推移しているうえ、シェアハウス運営も軌道に乗ってきた。需要が増加しているバイクコンテナを増設したことや、サウナ付きシェアハウスの賃貸を開始するなど顧客ニーズに対応する施策を打ち出したことが奏功しているようだ。ホテル事業についても、既存ホテルのリブランドや国による旅行支援の開始などが追い風となったうえ、テーマ性のあるスパ施設の併設や独自のコラボルーム企画など、認知度や顧客満足度の向上策も寄与した。