■業績動向

3. 財務状況
ソフィアホールディングス<6942>の2023年3月期第2四半期末の資産合計は前期末比919百万円減少して7,676百万円となった。これは主に、現金及び預金が357百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が401百万円、のれんが184百万円それぞれ減少したことによる。負債合計は同922百万円減少して5,668百万円となった。これは主に、支払手形及び買掛金が537百万円、有利子負債(長短借入金及び社債の合計)が369百万円それぞれ減少したことによる。純資産合計は同3百万円増加して2,007百万円となった。この結果、自己資本比率は同2.9ポイント上昇して26.2%となった。

自己資本比率について同社は、当面の目標として30%台を掲げており、2020年3月期末の9.9%をボトムに改善基調となっている。さらなる改善が望まれるものの、現状でも財務の健全性が懸念される水準とは言えないだろう。有利子負債の減少も進んでおり、財務の健全性は改善基調であると弊社では評価している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

<NS>
情報提供元: FISCO
記事名:「 ソフィアHD Research Memo(6):財務の健全性は改善基調