日本アジア投資<8518>は11日、同社と森久エンジニアリングが共同で運営する兵庫県丹波篠山市の完全閉鎖型植物工場を増設したと発表した。同件は同社が森久エンジニアリングをパートナーとして共に進めているスマートアグリプロジェクトの第2弾であり、増設部分が本格稼働する2021年12月以降、生産量が2.3倍に増加する見込みである。

近年、気象環境の急変により農産物の供給は以前にも増して不安定となり、食材を製造するメーカーやレストランチェーン等の常に安定した品質・量・価格で調達するニーズのある企業において、安定した調達先となる植物工場への注目が高まっている。これまで露地物野菜を利用していた企業が全量を工場野菜へ切り替える事例が徐々に増加しており、これに伴い第1工場(既設部分)の受注量も生産能力に迫る状態となっていた。

工場の運営は森久エンジニアリンググループが担う。特許に基づく森久エンジニアリンググループの技術力により、生菌数が低く高品質かつ無農薬の野菜を量産し、品質に厳しい大手企業からも高い評価を得ている。また、同社は森久エンジニアリングに投資し、株主としてもその成長を支援している。植物工場の運営を共に進めることで、戦略投資先企業である森久エンジニアリンの企業価値向上にも寄与する。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日本アジア投資---兵庫県の植物工場増設、森久エンジとのスマートアグリプロジェクト第2弾始動