シンバイオ製薬<4582>は12日、2020年12月期第1四半期(20年1月-3月)決算を発表した。売上高が前年同期比65.8%減の5.51億円、営業損失が9.61億円(前年同期は5.95億円の損失)、経常損失が9.91億円(同6.16億円の損失)、四半期純損失が9.92億円(同6.16億円の損失)となった。

トレアキシン(R)の国内販売について2020年度上半期中の全国営業組織の構築完了に向けた総仕上げの段階へと大きく前進した。また、東西物流センターを軸とする流通及び物流機能の整備に加えてERP等情報システムを含めた社内インフラの整備についても準備が進んでいる。

海外事業は、トレアキシン(R)が韓国、台湾、シンガポールにおいても販売されており、製品売上は計画通りに推移した。

新規開発候補品の導入は、2019年9月に導入した抗ウイルス薬ブリンシドフォビルの開発計画の策定と推進に当面は注力するものの、従来からの取り組みである常時複数のライセンス案件の検討と新薬開発候補品のライセンス権利取得に向けた探索評価の継続的な実施を通じて、収益性と成長性を兼ね備えたバイオ製薬企業として長期的な事業価値の創造を目指すとしている。

2020年12月期通の業績予想については、売上高が前期比20.0%増の34.04億円、営業損失が50.90億円、経常損失が51.34億円、当期純損失が48.03億円とする期初計画を据え置いている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 シンバイオ製薬---1Qは売上高が5.51億円、トレアキシン(R)の国内販売体制の構築が進捗