イード<6038>は12日、2020年6月期第1四半期(19年7月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.1%増の12.56億円、営業利益が同30.3%増の0.79億円、経常利益が同28.2%増の0.77億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同82.2%増の0.76億円となった。

コンテンツマーケティングプラットフォーム事業(CMP事業)の売上高は前年同期比12.9%増の10.86億円、セグメント利益は同42.7%増の0.90億円となった。ネット広告売上高は同34.1%増の4.82億円、データ・コンテンツ提供売上高は同7.6%増の4.63億円と堅調に推移した。出版ビジネス売上高は同1.0%増の0.60億円、システム売上高は同23.4%減の0.88億円となった。

コンテンツマーケティングソリューション事業(CMS事業)の売上高は前年同期比4.9%減の1.69億円、セグメント損失は0.10億円(前年同期は0.01億円の損失)となった。リサーチソリューション(米国子会社を除く)では、国内案件、海外案件の受注件数は横ばいだったが、全体的に単価が下がっており、売上高、営業利益はともに前年同期比で減少した。また、メディアコマースは単価の高い案件の受注が増加したことで、売上高、営業利益ともに前年同期比で増加した。

2020年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.1%増の53.00億円、営業利益が同12.8%増の3.50億円、経常利益が同11.6%増の3.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.7%増の2.30億円とする期初計画を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 イード---1Qは2ケタ増収・大幅増益、コンテンツマーケティングプラットフォーム事業が牽引