タナベ経営<9644>は15日、2019年3月期(18年4月-19年3月)決算を発表した。売上高が前期比2.8%増の90.46億円、営業利益が同3.6%増の9.70億円、経常利益が同4.0%増の10.03億円、当期純利益が同2.9%増の6.94億円となった。

経営コンサルティング事業では、「人材採用・育成・活躍」「中期経営計画(ビジョン)策定・推進」「事業承継・後継体制づくり」「ビジネスモデル・成長戦略」等のテーマの安定した受注に加えて、「ブランディング戦略」「経営方針の策定・推進(意思決定支援等)」「営業戦略」等のテーマが増え、1件当たりの平均単価が上がったことにより、売上高が伸長した。

SP(セールスプロモーション)コンサルティング事業では、経営コンサルティング事業との連携による提案や、Webプロモーションコンサルティングの提案等によって契約数が増加した。SPデザインでは、戦略総合研究所内のデザインラボとの連携で、顧客へ付加価値の高い提案を行った。チームや外部パートナー企業との連携による提案内容の充実化と提案数の増加の影響により、売上高が伸長した。

2020年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比2.8%増の93.00億円、営業利益が同3.1%増の10.00億円、経常利益が同1.6%増の10.20億円、当期純利益が同0.8%増の7.00億円を見込んでいる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 タナベ経営---2019年3月期通期は営業利益が3.6%増、経営コンサルティング事業などが堅調に推移し増収増益