スリー・ディー・マトリックス<7777>は31日、現在開発中のPuraSINUS Gel(耳鼻咽喉科領域の癒着防止兼止血材)に関して、同社米国子会社3-D Matrix Inc.(本社:米国マサチューセッツ州)が米国食品医薬品局に医療機器販売を目的とした市販前届510(k)を10月30日に提出した。

PuraSINUS Gelは、同社グループが米国マサチューセッツ工科大学よりライセンスを受け た自己組織化ペプチド技術を用いて開発しており、主に鼻甲介切除術や鼻中隔形成術鼻等の手術への適用を予定。癒着の防止、止血、創傷治癒効果があり、オーストラリアでは既に大きな実績を挙げ、術法が似ているアメリカでも大きな販売が期待されているとしている。同社は米国での癒着防止材の市場規模を約100億円と算定している。

将来的には、リハビリ時の痛みの軽減、繰り返し手術が必要となる小児心臓外科や不整脈のアブレーション治療、妊孕力を維持するための産婦人科手術での適用等、癒着防止兼止血材としての同社開発品の活用が期待され、国内外の大学病院や研究室で検討が行われているという。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 スリー・ディー・マトリックス---PuraSINUS Gelの米国での承認申請を提出、米国市場規模100億円と想定