ラクオリア創薬<4579>は12日、同社が米国アラタナ社へ導出したEP4拮抗薬Galliprant(r)について、欧州委員会により、犬の変形性関節症に伴う痛みの治療薬として、欧州における動物薬製造販売承認を取得したことを発表した。

承認を受けたのは、イーライリリーの動物薬部門であるエランコ社及びアラタナ社。両社は、2016年4月にGalliprant(r)の全世界における戦略的提携を行っており、2017年1月より米国においてGalliprant(r)の販売を開始。現在、共同販促を展開している。

ラクオリア創薬は、2010年にアラタナ社と、EP4拮抗薬の動物用医薬品として全世界での商品化に関する導出契約を締結。契約一時金の受領に加えて、開発段階の進捗に応じてマイルストン収益、販売後のロイヤルティ収益を得ることになっており、今回の製造販売承認による業績貢献が期待される。

なお、同社は、2018年12月期通期連結業績予想については現在精査中であるとしており、2月9日の決算発表時に併せて発表する予定であるとしている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 ラクオリア創薬---米国アラタナ社へ導出したEP4拮抗薬が欧州における動物薬製造販売承認を取得